...泣聲を夫に聞かせずと物蔭に泣く女の姿が月の光に人の膓を斷つ...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...膓窒扶斯なりとの診斷をきゝて...
大槻文彦 「ことばのうみのおくがき」
...両眼春昏(くら)くして薬を点ずること頻(しき)りなり」「須(すべから)く酒を傾けて膓(はらわた)に入るべし...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...柿膓、柿の帶といふやうな書名は知つてゐるが...
種田山頭火 「其中日記」
...断膓亭襍稾印刷校正に忙殺せらる...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...断膓亭の小窗に映る樹影墨絵の如し...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...断膓亭を訪はれ浮世絵の事を談ぜらる...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...發疹窒扶斯と膓窒扶斯との鑑別診斷でぐつと行詰つてしまつた...
長塚節 「開業醫」
...絛蟲の棲息して居た膓の内壁と...
長塚節 「十日間」
...盲膓の方はどうしてもなさらなきやいけないの...
南部修太郎 「病院の窓」
...母親(はヽおや)の別(わか)れに悲(かな)しき事(こと)を知(し)り盡(つく)して膓(はらわた)もみ切(き)るほど泣(な)きに泣(な)きしが今日(けふ)の思(おも)ひは夫(そ)れとも變(かは)りて...
樋口一葉 「經つくゑ」
...あゝ膓(はらはた)が腐(くさつ)た人(ひと)は子(こ)の可愛(かあい)さも分(わか)りはすまい...
樋口一葉 「にごりえ」
...専門の胃膓病院へ行かなければ駄目だねえ...
細井和喜蔵 「女給」
...穢物を出して膓の掃除をする...
松本文三郎 「印度の聖人」
...内臟の全くを露出する……膓でも...
三島霜川 「解剖室」
...唯使三心膓如二鉄石一...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...斷膓の文はこれに盡きない...
横瀬夜雨 「花守」
...はじめはなんでも君の令兄都築豺膓子君がずつと以前天の川に投句してゐた関係から...
芝不器男 「不器男句集」
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