...達也様は腺病質で皮膚が青白く滑(すべ)っこい...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「美人鷹匠」
...頸と腋下(わきした)の淋巴腺(りんぱせん)が鈍く痛み出して...
太宰治 「皮膚と心」
...トコロガ彼女ハ(コンナヲ露骨ニ書イタリ話シタリスルヲ彼女ハ最モ忌(い)ムノデアル)腺病質(せんびょうしつ)デシカモ心臓ガ弱イニモカカワラズ...
谷崎潤一郎 「鍵」
...前立腺のマッサージと抗生物質の投与で様子を見るようにと云われる...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...すなわち一種のものでは光を放つ液体を分泌する腺を備え...
寺田寅彦 「話の種」
...忙しい最中に銀子の主人は扁桃腺(へんとうせん)で倒れ...
徳田秋声 「縮図」
...然し痩せた腺病質な体躯...
豊島与志雄 「椿の花の赤」
...細そりした腺病質の上体をぬけ出して...
豊島与志雄 「慾」
...いつもの扁桃腺だと高を括っていると...
豊田三郎 「リラの手紙」
...気管支炎も扁桃腺(へんとうせん)炎も回復したが...
長谷川時雨 「九条武子」
...どうも私の挙動が日増に女々しく腺病質の傾向が萌してゐるといふわけで...
牧野信一 「熱海線私語」
...到々淋巴腺が腫れてしまつた...
牧野信一 「妄想患者」
...しかるに字書どもには甘麪麭は牝牛の膵(すい)等の諸腺と出づれど...
南方熊楠 「十二支考」
...十二月十一日〔巣鴨拘置所の顕治宛 駒込林町より(封書)〕ペンさんがヘントウ腺をはらしたというので来ず...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...この扁桃腺のフクレでズコズコ云っていたのもすっかり解決いたしさっぱりした気分になりました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...リンパ腺がすっかりはれて氷嚢づかりです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それだのに涙腺(るいせん)は無理に門を開けさせられて熱い水の堰(せき)をかよわせた...
山田美妙 「武蔵野」
...ただ判じのつくのは武者修行の眼だ――死なんとするのを知っているその眼である――血ばしっている中に涙腺はかすかに涙みたいなものを湛(たた)えている...
吉川英治 「宮本武蔵」
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