...円満具足したゲエテの僕等を行動に駆りやらないことに満腔(まんかう)の不平を洩らしてゐる...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...突然なまぐさいものが咽喉(のど)から口腔いっぱいに拡がって来た...
梅崎春生 「日の果て」
...処女の腹腔から切り放された「生きている腸(はらわた)」が医学生吹矢の首にまきついて...
海野十三 「生きている腸」
...喘(あえ)ぎ終った位置に明け拡げられた大きな口腔(こうくう)のうちには...
海野十三 「麻雀殺人事件」
...自分の知っている老人で七十余歳になってもほとんど完全に自分の歯を保有している人があるかと思うと四十歳で思い切りよく口腔(こうこう)の中を丸裸にしている人もある...
寺田寅彦 「自由画稿」
...口腔外科診療室の椅子に腰をかける...
外村繁 「日を愛しむ」
...滿腔の不滿足を申上げようと思ふのであります...
内藤湖南 「弘法大師の文藝」
...私の満腔の崇拝心と愛好心は悉(ことごと)くこの偉人の上に濺(そそ)がれるようになり...
新渡戸稲造 「ソクラテス」
...紙腔琴はなかなか好い音で鳴りだしたが...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...」「また僕に紙腔琴(シャルマンカ)が何になるんです? 僕は...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...*3紙腔琴(シャルマンカ)長方形の箱の中に音を発する装置があり...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...口腔からは燦々たる火気をフーフーと吐いて奮然と立ち上つた...
牧野信一 「闘戦勝仏」
...満里子君も亦私に対して満腔の尊敬と敬愛とを捧げてゐます...
牧野信一 「満里子のこと」
...それらの街に向つて吠えてゐる口腔からは銀色の水が切りに滾れてゐる...
牧野信一 「山彦の街」
...鼻腔(びこう)から重くるしいため息をついて...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...鼻腔(びこう)はつきさされるよう...
吉川英治 「神州天馬侠」
...口腔(くち)の乾く思いをじっと抱いていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...ぱッと唇(くち)からも鼻腔(はな)からも血を噴いて...
吉川英治 「新・水滸伝」
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