「腑」の意味
内臓や内部の器官
小説での「腑」の使い方
...それでも尚(な)お腑(ふ)に落(お)ちぬ個所(ところ)があれば...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...周囲の人が腑抜(ふぬ)けな木偶(でく)のように甲斐(かい)なく思われたり...
有島武郎 「或る女」
...見たる上ならでは腑に落ちず...
大町桂月 「妙義山の五日」
...胃の腑でも掻いくれ見当が立たないものだ...
薄田泣菫 「茶話」
...私の愛国心は胃の腑の入(い)り口(くち)で停まつて居りますので...
薄田泣菫 「茶話」
...それがどうしても腑に落ちなかつた...
高濱虚子 「續俳諧師」
...……グルルル……ロンド!その足踏が!おれたちの胃の腑を空らっぽにしたんだ慾望が忍従を棄てて生長した燃える食慾 空らっぽの胃の腑は夢をみる何?……何!団結! その力の勝利!おれたちの手に麺麭!誰から? おれたちの握り合った手だ神 僧侶 寺院 政府 資本家そいつらからめしが麺麭が来たか?いや...
陀田勘助 「手をさし延べよう!」
...で僕はどうも腑に落ちかねて...
豊島与志雄 「公孫樹」
...どうも腑に落ちねえことばかり出てくるんだ...
豊島与志雄 「神棚」
...訳を――自分にもよく腑に落ちないその顛末を...
豊島与志雄 「変な男」
...私にはまだ腑(ふ)に落ちないことがあります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...吐月峰(はいふき)を覗いて何やら腑(ふ)に落ちない顔をしております...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...まだ腑(ふ)に落ちないことがある」平次の聲を耳にも掛けず...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...腑分(ふわ)けをする積りで? 驚きましたね...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...更に胃の腑に消化の負担を与えないですむ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...腑(ふ)におちぬのは...
吉川英治 「私本太平記」
...五臓六腑、一物もなくなってしまう」「いや、配所へご給仕に参りましてから、私ども兄弟も、はや十年の余、よい修行に相成りました」「十年の余にもなるかのう」「なります...
吉川英治 「源頼朝」
...ほかならぬ胃の腑の満足感から来ているのではないか...
笠信太郎 「乳と蜜の流れる地」
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