...大方は雨漏に朽ち腐れて...
泉鏡花 「活人形」
...元を削って売らなければ腐れるばかりです」彼はひたすら頭を振った...
魯迅 井上紅梅訳 「故郷」
...腐れし心を抱(いだ)きて...
高山樗牛 「瀧口入道」
...390われの鋭く放つ矢は之に異なり、いさゝかも當らば人は凄慘の死を免るゝことを得ず、妻たるものは悲しみて其紅頬を疵つけむ、其子ら孤兒の身とならむ、彼は大地を赤く染め、腐れむ、側に女性より多く野鳥は集らむ』 395385 III 39 ヘクトールがパリスを罵る句參照...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...腐れた肉を貪(むさぼ)る有象無象(うぞうむぞう)の浅ましい骸(むくろ)を...
中里介山 「大菩薩峠」
...これがまあ本当に宝の持腐れというやつかも知れませんが...
中里介山 「大菩薩峠」
...あまりにふんだんに滑稽の持腐れを発揮していただけに...
中里介山 「大菩薩峠」
...ふと件(くだん)の滑稽なる持腐れを発見した第一の人となりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...あの強情な不貞腐れた少年が...
中島敦 「環礁」
...「あの野郎(ナポレオンのことだ)昨日から不貞腐れて何も喰はんのですよ...
中島敦 「環礁」
...なるほどあれほどの建物を造ればその中で講演をする人をどこからか呼ばなければいわゆる宝の持腐れになるばかりでありましょう...
夏目漱石 「道楽と職業」
...彼の踏んでいる土は地下の鉛管まで腐れ込むほど濡れていた...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...いまや腐れ出ずべきさまなり...
久生十蘭 「玉取物語」
...せめて腐れた菫(すみれ)の花束でも...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...だからこんな病気になんかなっちまうんでさあ」悲しく不貞腐れてといおうにはあまりにもキッパリと...
正岡容 「小説 圓朝」
...今日迄立腐れつゝ燒殘つたものであらう...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...くっつき合うて腐れ合うたりするではないか……アーン」人が居なくなったかと思う静かさ……と思う間もなく...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
...櫃(ひつ)の中には縅(おどし)の腐れた鎧もある...
若山牧水 「古い村」
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