...肝腎の鍛冶の方でございました...
芥川龍之介 「邪宗門」
...この評判の女買ひを肝腎の湯浅夫人だけは今日まで少しも知らなかつたさうだ...
薄田泣菫 「茶話」
...肝腎の式をあげて下さる牧師さんなんて方は一人も居ないからなんでせうよ...
薄田泣菫 「茶話」
...肝腎(かんじん)の人格の修養を度外視して...
高神覚昇 「般若心経講義」
...腎臓結核は、おしっこが、ひどく近いものらしいですからね、ミソを踏んだり、階段をころげ落ちるようにして降りてお便所にはいるのも、無理がないんですよ...
太宰治 「眉山」
...肝腎かなめの基礎はどこにあるのだ? どこからそれをとって来たらいいのだろう? わたしは思索の自己鍛錬をしているので...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...肝腎の玉置氏――ここに居られる旧領主にして...
野村胡堂 「古城の真昼」
...一番肝腎な事を忘れて居たのです...
野村胡堂 「古城の真昼」
...肝腎の生き証拠の老女加世は死体になってしまったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...肝腎(かんじん)の嫁の支度が出来ない...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...肝腎(かんじん)のところで御子息の申し立てが曖昧になっておるので...
平林初之輔 「予審調書」
...肝腎の翻訳がお留守になって...
二葉亭四迷 「平凡」
...肝腎な形容詞や動詞をすつかり胴忘れてしまつてゐるので...
堀辰雄 「旅の繪」
...腎臓がチョット悪いだけで心臓のシンも言やあしない...
三好十郎 「冒した者」
...常から腎臓を患っていた母親が...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...然るに追い追い暑気に向って肝腎の魚類は続々たおれる...
山本笑月 「明治世相百話」
...肝腎(かんじん)なあなたはどうなんです」「ウーム...
吉川英治 「三国志」
...肝腎(かんじん)な錦の袍もために...
吉川英治 「三国志」
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