...その一方に偏倚(へんい)するのを最上の生活と決めこむような禁慾主義の義務律法はそこに胚胎(はいたい)されるのではないか...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...その自分の花豆は胚葉が出たばかりであるのに...
有島武郎 「幻想」
...後年のデパートメントストアの予想(アンチシペーション)であり胚芽(エンブリオ)のようなものであったが...
寺田寅彦 「銀座アルプス」
...何かしらその中に或(あ)る事実の胚芽(はいが)を含んでいるかもしれないという想像を起こさせるのである...
寺田寅彦 「神話と地球物理学」
...それを握んで明るみへ引出して展開させるとそこからまた次に来る世界の胚子(はいし)が生れる...
寺田寅彦 「断片(2[#「2」はローマ数字、1-13-22])」
...そうしてその錯雑した中に七五あるいは五七の胚芽(はいが)のようなものが至るところに散点していることが認められる...
寺田寅彦 「俳句の精神」
...それでは人間も皆胚芽米を喰べたら良いかということになると...
中谷宇吉郎 「兎の耳」
...これ等は皆御三の不人情から胚胎(はいたい)した不都合である...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...Nucellus に胚珠を用いる...
牧野富太郎 「植物記」
...幼根(ようこん)から成(な)る胚(はい)が二個もしくは数個あることで...
牧野富太郎 「植物知識」
...恐くは此に胚胎してゐるのであらう...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...そして此にわたくしの自ら省みて認めざることを得ざる失錯が胚胎してゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...すでに十八世紀が胚胎しているように思う...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...実にこの一篇の中に胚胎していると申しましょうか……その次に在ります西洋大判罫紙(フールスカップ)の走り書きは...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...蒔(ま)いておいた胚子(たね)も多い...
吉川英治 「私本太平記」
...茶の木の胚子(たね)は...
吉川英治 「親鸞」
...念仏門の胚子(たね)が...
吉川英治 「親鸞」
...地球の胚芽より急速に生まれきたものがあった...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「時間からの影」
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