...会社の木戸口で背広姿の上司が手を振っていた...
...如何(いかが)はしい背広姿を現した...
芥川龍之介 「塵労」
...とうとう赤見沢博士は、背広姿のまま、室内にぶら下った...
海野十三 「鞄らしくない鞄」
...背広姿の若い男がいて...
海野十三 「西湖の屍人」
...恰好のよい背広姿は...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...つぎつぎと背広姿のおとなが三人...
江戸川乱歩 「鉄人Q」
...りゅうとしたその背広姿のランバリ(立派なみなり)に眼を見はっていると...
高見順 「いやな感じ」
...ごくじみな背広姿がよい...
太宰治 「花燭」
...生活に疲れた顔をした背広姿の三十前後の人たちである...
太宰治 「正義と微笑」
...これも見慣れた仕着せを脱いでよそ行きの小粋な背広姿であった...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...それは背広姿に、遠目にもはつきりと判る緑色のソフトをかぶつた男であつた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...自由な背広姿になり...
徳田秋声 「仮装人物」
...鶴石がゆきたけのつまつた灰色の古ぼけた背広姿でやつて来た...
林芙美子 「下町」
...急に生々とたちあがって羅紗(らしゃ)の匂いの新らしい背広姿に好意を持ったり...
林芙美子 「恋愛の微醺」
...彼だけはもう背広姿だったので...
堀辰雄 「菜穂子」
...松の樹の下に佇んでいる同僚をうつしているつつましい背広姿もよく見かける...
宮本百合子 「カメラの焦点」
...背広姿の大野卯平と第一装の軍装の薄田が...
三好十郎 「猿の図」
...いずれも背広姿で...
山本周五郎 「季節のない街」
...当のスペンサー氏は年の頃四十前後の壮漢、普通の背広姿で、無造作に気球の下の横木へ腰かけたまま風船はみるみる昇騰、見物固唾(かたず)をのんで見上ぐる五、六百尺の高空、ぽんと離れて間もなくパッと開いた落下傘で悠々降下...
山本笑月 「明治世相百話」
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