...「これまでの一生で一日のあいだ病気になったことがなく正餐の後で半瓶のマデイラ・ワインを呑む習慣の紳士が正餐の後3時間で激しい胃痛および猛烈な腸疝痛を訴えたが...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...』『胃の悪いのは喰過ぎだ...
石川啄木 「鳥影」
...してみると、大脳とても、胃、腸、肺、肝等のごとき他の臓腑と同じく、生存競争に加わり得る程度までにより進んではおらぬわけで、日常普通の生活には間に合うが、決して絶対に完全のものと見なすことはできぬ...
丘浅次郎 「脳髄の進化」
...胃袋は折から空っぽのはずなのに吐きそうな感じである...
高見順 「如何なる星の下に」
...この中に小さい胃だの腸だのが...
太宰治 「十二月八日」
...終には胃にあるものは吐き尽して...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...胃は実に痛かった...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...ツイ話の重大さに釣(つ)られて八五郎の丈夫な胃の腑(ふ)の存在を忘れてゐたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ところで呆然(ぼんやり)としたこんな時の空想は、まず第一に、ゴヤの描いたマヤ夫人の乳色の胸の肉、頬の肉、肩の肉、酢っぱいような、美麗なものへ、豪華なものへの反感! が、ぐんぐん血の塊のように押し上げて、私の胃のふは、旅愁にくれてしまった...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...裏の射撃場でつかまえた赤蛙の牛酪炒(ソテエ)とパンがわりの代用食の焼馬鈴薯(やきじゃがいも)が胃袋の中で謝肉祭(カルナヴァル)をはじめ...
久生十蘭 「だいこん」
...私は持病の胃痙攣(けいれん)のために...
平林初之輔 「秘密」
...スタンブール種の女が命ずる限りにおける人民の友――もっともこいつは(バイロン卿はぐっとおくびを噛み殺した)われ/\の胃の腑からより跨くらのやつの命令だがね僕の名は...
槇村浩 「長詩」
...「わたくしの胃は長い持病で...
山本周五郎 「薊」
...胃の腑にせがまれたからであつた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...やっぱり胃癌だったのかい」弟は私の肩に縋り付いたまま青白い顔を痙攣(ひっつ)らせて私を仰いだ...
夢野久作 「冥土行進曲」
...翌る日は終日胃が悪くなって砂を噛むような飯を喰う事が時々あるのだから...
夢野久作 「私の好きな読みもの」
...城兵の胃の腑(ふ)へ...
吉川英治 「新書太閤記」
...飽くことを知らない胃ぶくろが...
吉川英治 「宮本武蔵」
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