「肺」の意味
呼吸器官の一つ
小説での「肺」の使い方
...肺病やみの母親とたった二人の家にゐて...
石川啄木 「呼子と口笛」
...肺結核と碁と結び附けられてたまるもんか...
石川啄木 「我等の一團と彼」
...肺の方も少しお悪いと承って居ました...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「蛇性の執念」
...八方美人の悪弊は同じ血を吸うのでも肺病の方だ...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...そしてたしかお遊さんが二十七のとしに亡くなった夫のわすれがたみの一(はじめ)という児(こ)が痲疹(はしか)から肺炎になりまして病死いたしましたのでこの子供の死にましたことがお遊さんの身のうえにも引いては父のいっしょうにもひびいてまいったのでござります...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...一度肺炎をやったものは再び肺炎に罹り易いと云うことを聞いてもいましたし...
谷崎潤一郎 「途上」
......
鶴彬 「鶴彬全川柳」
...肺の縮むほど絞(しぼ)り出すと...
夏目漱石 「二百十日」
...肺臓に未曾有(みぞう)の多量な空気が這入(はい)って来た...
「入社の辞」
...肺病で狂人じみている...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...肺病とかいうこッちゃが...
火野葦平 「花と龍」
...肺結核その他一般の慢性病の療法において抵抗療法の主唱者であり...
平林初之輔 「小酒井不木氏」
...浪郎今夜にも危い(肺)といふのに元気...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...肺臟と精神にいゝ空氣を送つて自由な生活をしてゐたら...
正宗白鳥 「新婚旅行」
...そして最後の幕で、肺病が重くなり、恋人の詩人ルドルオの許(もと)に帰って、恋人に看護されながら死ぬところで、まるで小鳥が死ぬように、可憐に枕からころっと落ちるうまさは、なんともいえない芸の味があり、思わず泣けてしまいました...
三浦環 「お蝶夫人」
...肺を冒すやうに成つたと云ふので...
森田草平 「「青白き夢」序」
...肺の方へ来ないかと...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...この肺臓と心臓との戦いはまだ続いた...
横光利一 「花園の思想」
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