「肥」の意味
土地が豊かであること
小説での「肥」の使い方
...肉が垂れ下る程もデブデブ肥(こ)え太っていて...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...肥大婦(ふとつちよ)11・2(夕)亜米利加のある田舎に居酒屋があつた...
薄田泣菫 「茶話」
...「日の本の肥後の火川の火打石日日にひとふた拾ふ人人」と詠(よ)んでみせた...
薄田泣菫 「茶話」
...――飫肥では弐十八銭...
種田山頭火 「行乞記」
...今頑丈にでつぷりと肥えた體格には互におどろき喜びあうたことである...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...肥汲(こえくみ)車や荷馬車のゴトゴトとひびいている退屈な町...
徳永直 「冬枯れ」
...充分に肥料のきいた麦の芽を見て満足だった...
徳永直 「麦の芽」
...それでも私はどうにか肥立って行ったらしいが...
外村繁 「澪標」
...彼は肥満していたし...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...梅園さん」一人の肥った侍女は...
直木三十五 「南国太平記」
...殊にエビルは肥って腹が出ているので...
中島敦 「南島譚」
...あの悠容として迫らない作風を見るとどうしても肥つた人に違ひないと言ふ...
長塚節 「知己の第一人」
...*(六月×日)肥満(ふと)った月が消えた悪魔にさらわれて行った帽子も脱がずにみんな空を見た...
林芙美子 「新版 放浪記」
...梅園産院の肥つた女主人が一人で庭を讃めたり...
林芙美子 「風媒」
......
松本たかし 「松本たかし句集」
...肥前風の押鮨と申すのはなかなか結構なものです...
村井弦斎 「食道楽」
...どちらかというとまるく肥えていた体つきがすんなりとのびやかにひき緊り...
山本周五郎 「日本婦道記」
...――で、建武初頭の論功のさいには、嫡男(ちゃくなん)の菊池武重を、肥後の守護職、兼(けん)、左京大夫に...
吉川英治 「私本太平記」
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