...一たん肉感肉慾の誘惑にかかった魂は...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...肉慾も一つの本能である...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...あなたが肉慾的にのみその少女を欲しているのに...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...何故二人の肉慾の結果を天からの賜物(たまもの)のように思わねばならぬのか...
有島武郎 「小さき者へ」
...若しそれ等の肉慾の亡者...
石川啄木 「女郎買の歌」
...然るに性慾は人類自然の肉慾の中で最も力強いもので...
丘浅次郎 「人類の将来」
...此の如きは、即ち支那神仙説の精神を示すものにして、清浄潔白、無為恬淡を旨とし、肉慾を去りて、神界に遊ぶ仙女たるもの、汚穢なる人界の男性に、其身を汚さしむること、盖し考う可からざる事なり...
高木敏雄 「比較神話学」
...愛でない愛――誇りやうぬぼれや宣伝や世間に評判を立てようとするだけの愛などやめてしまいなさい……すればわしらは肉慾と色情だけの愛に対するのと同じように...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「ブラウン神父の醜聞」
...』こうした肉慾的なまでに優柔な考えかたが...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...ともあれ、すべては血に燃え、肉慾に狂ふ、放逸な若人達の織りなした一つの悲劇だつた...
南部修太郎 「死の接吻」
...肉慾の権化だと自分で卑下して居るのです...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...そうして肉慾で享楽せられているのですよ...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「神の剣」
...甚(はなは)だしく精悍(せいかん)で肉慾的な感じがあふれるのであった...
山本周五郎 「似而非物語」
...黄金と肉慾を崇拝する者は地上の強者也...
夢野久作 「悪魔祈祷書」
...以前から忌避し軽蔑されていた肉慾描写や...
夢野久作 「探偵小説の真使命」
...肉慾から犯罪へ――文芸趣味から探偵趣味へ――唯物科学から...
夢野久作 「探偵小説の真使命」
...戸狩の若い男を幾人も情人(いろ)にして肉慾に生涯して土へかえったお千代後家のことなどを...
吉川英治 「銀河まつり」
...今の時勢にもっとも圧塞(あっそく)されている人間本能の肉慾の世界が演舞の主題になっていた...
吉川英治 「新書太閤記」
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