...人々おのおのその聴くところの位置を異にし...
井上円了 「甲州郡内妖怪事件取り調べ報告」
...其以前は母や兄に絵解(えとき)を聴くのが日課のやうになつてゐた...
坪内逍遥 「十歳以前に読んだ本」
...もっと心をこめて聴くべきものだと言った...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...耳が「聴くこと」を...
中井正一 「芸術の人間学的考察」
...有楽座に長唄研精会を聴く...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...話に聴く石坂左門次の――」空善は...
野村胡堂 「大江戸黄金狂」
...訪問者の名を聴くと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...髪未だ黄ばまず心火の如し悲みて聴く喜びて観る三十を越えたといふ自覚はあつても髪はまだ黄色にはなつてゐない...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...それにつけても昼となく夜となく、落語となく人情噺となく講釈となく、むやみやたらと聴いて廻って、さて得たことは、巧い人、元より聴くべし...
正岡容 「小説 圓朝」
...「御難をして熱海の贔屓を頼つていく一節など如何にも実感があつて志ん生の自叙伝を聴く思ひがあつた」と当時安藤鶴夫君から東京新聞紙上で激賞され...
正岡容 「落語家温泉録」
...音なくして音を聴くべく...
正岡子規 「俳人蕪村」
...聴くがままに記すれば下(しも)の如くである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...其後は私の聴く所で父の噂をしなくなつたさうである...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...子どもの聴く昔話だけは...
柳田国男 「木綿以前の事」
...屍体の心音を聴く...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...わたしは是(こ)れを聴くことが好きだ...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...すこぶる聴くべきご意見じゃ...
吉川英治 「私本太平記」
...――聴く人も、吹く人も、ふさわしかった...
吉川英治 「松のや露八」
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