...問い詰めると聴き取れないような細い声で...
谷崎潤一郎 「細雪」
...吾人はかつて維新の際において幕府の参謀原仲寧(ちゅうねい)の言を聴き...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...刺史朝直朝臣はその教えを聴いて真実の信念を起し...
中里介山 「法然行伝」
...あの男の性格はなどと手にとったように吹聴(ふいちょう)する先生があるがあれは利口の馬鹿と云うものでその日その日の自己を研究する能力さえないから...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...砧様に聴きました...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...ここで聴かして下さるわけには参りませんでしょうか」一色友衛(ともえ)は折入って両手を畳に突いて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そんな音は一向聴きません」「木戸を開けた音がしなかったかえ」「だいぶ前から金具が錆(さ)びていて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一つお聴かせ願うことは出来ないものでしょうか?』と...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...「真個さ」「虚言(うそ)だと聴きませんよ」アノ筋の解らない他人の談話(はなし)と云う者は...
二葉亭四迷 「浮雲」
...俺は聴き度くないんだ...
牧野信一 「眠い一日」
...自分だけがいつまでも悪者になつて母親の口から吹聴されるだけで済むならば――そんな風な途方もない慰めが湧きあがつた...
牧野信一 「裸虫抄」
...――何も聴えねえ――それに...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...その前に当の円朝の落語といふのを一二度聴いた事が有るのだが――私は学生の中には友達づれで寄席ばいりをした事は一度も無かつたが...
水野葉舟 「言文一致」
...だんだん聴いてみるとこの方面では...
柳田国男 「木綿以前の事」
...聴く人はこれを疑うことができなかった...
柳田国男 「山の人生」
...一方「酒屋」などを聴いても後半のさわり...
山本笑月 「明治世相百話」
...ただそれは海峡の潮音と虚空の風に聴くしかない...
吉川英治 「随筆 新平家」
...其の筆記を読んで其の説話を親聴(しんてい)するの感あらしむるに至りしを以て...
若林※[#「王+甘」、第4水準2-80-65]藏 「怪談牡丹灯籠」
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