...各所において妖怪の実験談を直接に聞知せるもの...
井上円了 「おばけの正体」
...夢六の行状については聞知つてゐたので...
心猿 「露伴忌」
...秀ちゃんは已に諸戸から委細のことを聞知ったのであろうか...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...今や氏の創作の態度などを聞知するに及んで益その感を強めることができた...
土田杏村 「風は草木にささやいた」
...養家の旧(もと)を聞知っている学校友達などから...
徳田秋声 「あらくれ」
...又そが初めての小説うたかたの記の由來なぞ聞知るにつけて...
永井荷風 「鴎外全集刊行の記」
...『夏すがた』の一作は『三田文学』大正四年正月号に掲載せんとて書きたるものなりしが稿成るの後自(みずか)ら読み返し見るにところどころいかがにやと首をひねるべき箇所あるによりそのまま発表する事を中止したりしを籾山書店これを聞知り是非にも小本(こぼん)に仕立てて出版したしと再三店員を差遣されたればわれもその当時は甚(はなはだ)眤懇(じっこん)の間柄むげにもその請(こい)を退(しりぞ)けかね草稿を渡しけり...
永井荷風 「書かでもの記」
...過日偶然この地においでの由聞知りしと言ふ...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...浜町の景況この女のはなしにて聞知るところ尠(すくな)からず...
永井荷風 「桑中喜語」
...その男が何か深く聞知ろうとすればいよいよ堅く口を閉じて何事をも語らない...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...嵐璃昇の刑期満ちての行動も亦その犯罪経路と共に私は全くに此を聞知してゐないが...
正岡容 「異版 浅草燈籠」
...明朝鹿之助の死を聞知り...
南方熊楠 「鹽に關する迷信」
...此年孟夏の女子の誕生とを聞知した時の書である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...わたくしの未だ聞知せざる牧の観察奈何(いかん)は姑(しばら)く措き...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...わたくしは聞知しない...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...自分のごときもすでに何カ所か聞知している...
柳田国男 「海上の道」
...その自殺を聞知した私服の特高課...
夢野久作 「S岬西洋婦人絞殺事件」
...医師等が他人より聞知し...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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