...こんな空想にさへ耽(ふけ)る事がある...
芥川龍之介 「澄江堂雑記」
...歓楽に耽溺(たんでき)しやすい...
有島武郎 「或る女」
...粗いその手ざはりさへ久しぶりな染々(しみじみ)した心持で新刊書によみ耽つてゐました...
伊藤野枝 「白痴の母」
...虎視耽々(こしたんたん)機会を狙っていたのである...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...食堂に残って主人の相手になって無駄話に耽っていた...
辰野隆 「二人のセルヴィヤ人」
...そして私をして懐旧の感慨に耽らしめる...
種田山頭火 「其中日記」
...わたくしは二十(はたち)の頃から恋愛の遊戯に耽(ふけ)ったが...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...○つい愚にもつかぬ回旧談にのみ耽(ふけ)りて申訳なし...
永井荷風 「洋服論」
...その日以來こんな想像に耽るやうになり...
中島敦 「かめれおん日記」
...心細い思いに耽(ふ)けることもある...
中谷宇吉郎 「雪雑記」
...と正三は窃(ひそ)かに考え耽(ふけ)った...
原民喜 「壊滅の序曲」
...その一方の小徑にお前を考へに耽けらせながら行かさせる...
堀辰雄 「或外國の公園で」
...子供の寝顔を見守って物思いに耽っていた...
牧逸馬 「運命のSOS」
...おつとりとこれに乗つかつて「漫遊」に耽つてゐた頃...
牧野信一 「「尾花」を読みて」
...また独り芸術的な思索に耽るなんていふ落つきは生れつき持ち合はせなかつたし...
牧野信一 「スプリングコート」
...凝つと腕組みをしたまま思案ともつかぬものに耽つてゐると...
牧野信一 「裸虫抄」
...帝政ロシアの幹部派たちがいつもの憂鬱な顔を並べて密談に耽(ふけ)っていた...
横光利一 「上海」
...其(その)前の椅子には幾列かの善男善女が静(しづか)に黙祷(もくたう)に耽(ふけ)つて居る...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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