...社長は時の道会議員なる老巧なる政客白石義郎氏(今年根室郡部から出て代議士となつた...
石川啄木 「悲しき思出」
...そういう時には最も老巧な猟人といえども一言もない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...老巧にして如才のないお数寄屋坊主の玉置(たまき)氏が...
中里介山 「大菩薩峠」
...そこでかなり正確な数理と、着実とを以て、諄々(じゅんじゅん)と話しつつあるにかかわらず、七兵衛の頭におのずから熱を伝え、実際的に信頼のできる根拠があるだけに、七兵衛のロマン味をも刺戟すること一方ではないと見え、老巧な七兵衛が、海を説かれて、少年のような興味を植えつけられて、勇みをなした有様が、瞭々としてわかります...
中里介山 「大菩薩峠」
...そこは老巧なみその浦のなめ六が...
中里介山 「大菩薩峠」
...附添って来た村役人の老巧らしいのが...
中里介山 「大菩薩峠」
...父は老巧の人だから...
夏目漱石 「それから」
...けれども田口ほどの老巧のものに...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...テレフンケンのメンゲルベルクの老巧さを第一とするだろう...
野村胡堂 「楽聖物語」
...左孝の老巧さでも...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...平次を一敵國にしてゐる老巧な御用聞...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...門下には老巧の四代目円生...
山本笑月 「明治世相百話」
...釘勘も捕り物の老巧...
吉川英治 「江戸三国志」
...老巧に相手の疲れを誘って...
吉川英治 「江戸三国志」
...が、老賊の老巧で、やりたい贅沢(ぜいたく)は、年に何度か、伊勢詣りの、検校(けんぎょう)の試験に上洛(のぼ)るのだと称して、上方へ行って散財し、江戸では、導引暮らしの分を守り、決して尻(し)ッ尾(ぽ)をあらわさない...
吉川英治 「大岡越前」
...(一益ともあろう老巧(ろうこう)が...
吉川英治 「新書太閤記」
...奮(ふる)えや、者ども」さすがに、かれも、老巧の武門だ...
吉川英治 「新書太閤記」
...老巧の将を留守にのこして行った...
吉川英治 「日本名婦伝」
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