...少女これによりてすでに老媼(ろうおう)の注意あり...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...淡海(あふみ)の國なる賤しき老媼(おみな)まゐ出て白さく...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...あわててその場にあった鉄瓶の湯をその老媼(ろうおう)の口に注ぎ込んだ...
寺田寅彦 「柿の種」
...桜木の老媼窃に女の身元をさぐりしに...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...老媼麥をて湯を薦む...
長塚節 「草津行」
...はじめ受宿(うけやど)の老媼(おば)さまが言葉には御子樣がたは男女(なんによ)六人...
樋口一葉 「大つごもり」
...老媼女房阿園が友皆訪い集(つど)い...
宮崎湖処子 「空屋」
...しかしさてあなたさまは?」老媼は息を入れて森(しん)とした眼付で彼女にいった...
室生犀星 「玉章」
...ご老媼(ろうおう)さま...
室生犀星 「玉章」
...中には咳枯(しはが)れたる老媼(おうな)の声して...
森鴎外 「舞姫」
...貧苦の痕を額(ぬか)に印せし面の老媼にて...
森鴎外 「舞姫」
...中には咳枯(しわが)れたる老媼(おうな)の声して...
森鴎外 「舞姫」
...さきの老媼は慇懃(いんざん)におのが無礼の振る舞いせしを詫(わ)びて...
森鴎外 「舞姫」
...老媼(おうな)の室(へや)を出でしあとにて...
森鴎外 「舞姫」
...この婆さんのやうに巧みな善い老媼は他になかつた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...世間の老媼じみたところは少しもなかつた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...そして附近の汚い老媼(おうな)や...
吉川英治 「日本名婦伝」
...『彼は瓜園(かえん)の老媼(おうな)までひき出して売名の具にする』と...
吉川英治 「梅※[#「風にょう+思」、第4水準2-92-36]の杖」
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