...後顧の憂なくして西上の旗を翻すは...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...遠くから葉子の心を翻す手段を講ずるようなのんきなまねがして済ましていられよう...
有島武郎 「或る女」
...もうこうなってはいくらなだめても心を翻すような女でないということも...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「情鬼」
...素志を翻すわけには行かぬ...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...屋上ではせんたく物を朝風に翻すおかみさんたちの群れもある...
寺田寅彦 「音楽的映画としての「ラヴ・ミ・トゥナイト」」
...キリストの教会に対しても反旗を翻すことになるじゃありませんか...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...そして、天子を奉じて、錦旗を翻すなら、戦はそれまでであろう...
直木三十五 「南国太平記」
...身を翻すと脱兎の如く船底をめがけて駆け込んでしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...失望すると翻すやからである...
中里介山 「大菩薩峠」
...龍之助は咄嗟(とっさ)の間に身を翻すと...
野村胡堂 「大江戸黄金狂」
...もう一つ身を翻すと...
野村胡堂 「判官三郎の正体」
...もちろん彼の決心をけっして翻すことはできなかったが...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...差出すに名刺あり翻すに幟(のぼり)あり...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...民会に諭(さと)す百万言よりも彼らの叛意を翻すに殊効(しゅこう)があったろうと思う...
穂積陳重 「法窓夜話」
...鳶と舞ふては翼を翻す戦ひや...
牧野信一 「喧嘩咄」
...梶も身を翻す術(すべ)がなかった...
横光利一 「微笑」
...だから今度の入宋の決意は翻すことができぬ...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...社会主義が奮然として赤旗を翻す時...
和辻哲郎 「霊的本能主義」
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