...左手(ゆんで)に翳す「愛」の旗...
石川啄木 「雲は天才である」
...八蔵は隠し持ったる鉄棒を振翳(ふりかざ)して飛懸(とびかか)れば...
泉鏡花 「活人形」
...河野が両手を翳(かざ)すほど...
泉鏡花 「婦系図」
...翳(かざ)す両手のくたぶれるのも知らぬ...
鈴木三重吉 「千鳥」
...今迄氣が附かなかつたが此夜は寸翳の無い月明であつた...
高濱虚子 「續俳諧師」
...五十嵐の顏にも黒い雲が翳つてゐるやうな感じがする...
高濱虚子 「俳諧師」
...われ/\の料理が常に陰翳を基調とし...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...これも色の褪めた紫紺の洋傘(かうもり)を翳(さ)したみのるの姿が...
田村俊子 「木乃伊の口紅」
...稍暑い日に女は蝙蝠傘を翳していつでも同じ時刻に学校の前を往復するのであつた...
長塚節 「隣室の客」
...手を翳(かざ)して...
夏目漱石 「草枕」
...一つ火鉢(ひばち)の両側に手を翳(かざ)しながら...
夏目漱石 「門」
...何か凄惨な翳が忽ち僕のなかに拡がって行く...
原民喜 「夢と人生」
...どこにも翳(かげ)のない明るい顔だちは...
久生十蘭 「キャラコさん」
...延々とせせらぐ――そう灰色の森――そばの湿地ここでは蛙と蜥蜴が野生していて――そう陰欝な湖沼には食屍鬼が潜んでいる――そう不浄きわまる各地――そのそれぞれ陰り翳る隅では――旅する者は驚懼とともに包み隠されていた過去の記憶に相見(あいまみ)える――屍衣まとう姿形が急に出(いで)ては息を吐き旅する者のそばを通り過ぎてゆく――もう久しい友たちさえ白の衣苦しみつつ土に――天に帰ったはずなのに...
エドガー・A・ポオ Edger A. Poe 「ポオ異界詩集」
...翳扇といふものもある...
牧野信一 「籔のほとり」
...火の氣の薄い火鉢に手を翳しながら...
水野仙子 「神樂阪の半襟」
...卓子の上のスタンドが和らかな深い陰翳をもって彼の顔半面を照し出した...
宮本百合子 「或る日」
...といって暗然たる翳(かげ)でもない...
吉川英治 「私本太平記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??
- プロレスラーの安田忠夫さん: 大相撲、プロレス、総合格闘技で活躍し「借金王」の愛称で親しまれた。 😢
- スピードスケート選手の高木美帆さん: スピードスケート女子1000メートルで銅メダルを獲得。 🥉
- 野球選手の森木大智さん: 阪神から戦力外後、パドレスとマイナー契約を結んだ。⚾
