...常人如二虚羸多レ病人一...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...林中に「羸痩して氣力あることなき」とき...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...顔色蒼白(そうはく)体躯(たいく)羸痩(るいそう)という風が見えた...
大隈重信 「新島先生を憶う」
...羸弱(ひよわ)な役人の腹は薄荷(ペパミント)酒の空壜(あきびん)のやうな恰好になつた...
薄田泣菫 「茶話」
...すくなくとも詩人に近いほど羸弱(るいじゃく)な感電体になっている...
谷譲次 「踊る地平線」
...乾枯(ひから)びた薔薇(ばら)などを口實(いひわけ)ほどに取散(とりち)らして貧羸(みすぼ)らしう飾(かざ)った店附(みせつき)...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
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ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
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ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...わが老健(すこやか)を鼻にかけて今世(いまどき)の若者の羸弱(よわき)をあざけり...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...老羸(ろうるい)なほかくの如くにして聊(いささか)時運に追随することを得たりとせんか...
永井荷風 「桑中喜語」
...心相羸劣(しんそうるいれつ)にして邪観(じゃかん)に陥り...
中島敦 「悟浄出世」
...如何に民羸の甚しく人心の険悪なるかを語つてゐる...
中村憲吉 「頼杏坪先生」
...羸弱(るゐじやく)なら羸弱(るゐじやく)なりに...
夏目漱石 「点頭録」
...また僕がSを却けてI子を羸ち得た幸福...
南部修太郎 「霧の夜に」
...もし予にして羸弱(るいじゃく)にして...
野中到 「寒中滞岳記」
...そして孤となり羸弱(るいじゃく)な生まれであったが...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...馬の貸主が羸弱な馬を連れて来ては酷使しているのだそうである...
正宗白鳥 「軽井沢にて」
...我が夜雨の詩を讀みたるは、七八年前某雜誌に載せられたる『神も佛も』といふ一長篇を以て初めとなす、當時彼の年齒猶少、その詩想、亦今より見れば穉簡を免れざる如しと雖も、我は未だ曾てかくばかり文字によりて哀苦を愬へられたることあらず、我が彼と交を訂したるは、爾後兩三年の間にあり、彼生れて羸弱、脊髓に不治の病を獲て、人生の所謂幸福、快樂なるもの、幾んど彼が身邊より遠ざかる、彼に慈母ありて愛撫※さに至り、家庭の清寧平温は、世稀に見るところにして、尠くとも彼自身はかれの如く悲觀す、彼もし哲人ならば、形骸を土芥視して、冷やかに人間と世間と、一切を嗤笑して止みしならむ、彼もし庸人ならば、無氣淪落その存在を疑はれて止みしならむ、然れども彼は情の人なり、眞の人なり、脆弱なる地皮より熱漿を吐く如く、彼が孱躯は肉を蠢にし、詩を靈にしたり、彼が詩は、實に悒然樂しまざるあまりに吐かれたる咳唾なり、尋常人に無意味なる落葉一片も、彼は清唳なくして之を看過する能はず、人生は彼に在りて憂が描ける單圈のみ、愁苦を以て結し、詩を以て分解す、彼が從來の半生涯傳は是也、故に彼の詩の半面は險、澁、幽、暗にして、他の半面は眞、率、慘、澹、之を貫ぬくに脈々たる生血(ライフ、ブラッド)を以てす、詩豈活きざらんや...
横瀬夜雨 「花守」
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