...堅(かた)き因縁(いんねん)の羈絆(きずな)で縛(しば)られているというのであります...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...立派な音楽は聴く人を凡ての地上の羈絆(きはん)から切り放す...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...放縦に大胆に、不羈(ふき)、専横(せんおう)に、心のままにして差支えない...
泉鏡花 「海神別荘」
...地球の羈絆(きはん)を切って一直線に宇宙へ黙々(もくもく)として前進しているのです...
海野十三 「科学が臍を曲げた話」
...ここにもっとも注意せねばならぬのは言葉の羈絆(きはん)から脱するということである...
丘浅次郎 「我らの哲学」
...できるだけ言葉の羈絆(きはん)を脱し...
丘浅次郎 「我らの哲学」
...これはとりもなおさず和歌はある点まで四季すなわち時候と深い関係をもっているがしかし無関係でも成り立ち得るのみならず恋、羈旅、無常などという強く人情を刺激する性質のものにはさらに季のものを必要としないということを証明しているのであります...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...人間の仲間入りをして社会の羈絆(きはん)の中に暮そうと思えばこそ...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...たとえばギリシア国がトルコの羈絆(きはん)を脱して独立国となりたるがごとき...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...彼らはその独立不羈(ふき)の信条にもかかわらず...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...奔放不羈の自由を欲求してゐた...
萩原朔太郎 「芥川龍之介の死」
...一様に推移し流下する黒い幕のような時の束縛と羈絆(きはん)から遁(のが)れ出るとき...
三木清 「人生論ノート」
...不羈(ふき)な自由精神があって...
宮本百合子 「アンネット」
...親のためには大きな羈絆(きはん)になりますよ」と抽象論としてお言いになる言葉を聞いてもお道理至極である...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...徒負不羈之才(いたづらにふきのさいをおふ)...
森鴎外 「魚玄機」
...また水戸志士の熱烈不羈(ふき)な能動性に感奮した...
山本周五郎 「新潮記」
...羈旅(きりょ)華やかな一行が...
吉川英治 「三国志」
...やはり不羈(ふき)の民たることは争えない...
吉川英治 「私本太平記」
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