...罪のないものに罰を加へて下さらないやうにおねがひするまでだ...
鈴木三重吉 「ざんげ」
...もう罪のないことばかりおつしやつて...
太宰治 「道化の華」
...罪のない者に飛ばっちりを受けさせて置く訳には行かぬと思ったので...
谷崎潤一郎 「細雪」
...口をいっぱいにあいて下へ落ちたせんべいのありうる可能性などは考えないで悠然(ゆうぜん)として次のを待っている姿は罪のないものである...
寺田寅彦 「あひると猿」
...クリストフは彼女の罪のない策略を面白がって...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...罪のないものから深刻を極めるものに至るまで...
直木三十五 「大阪を歩く」
...南玉が「又、明晩も、早々から」と、お叩頭をして「若旦那、あっしゃあ、奉行め、もし、若旦那を罪にしゃあがったら、高座で、奉行が袖の下を取って、罪のない者を、召捕ったと、御政道をめちゃめちゃにこき下ろしてやろうと――」「袖の下などと、何故判る?」「そりゃ、ちゃんと、上は天文から――」「下夜鷹の湯巻に至るまで」と、庄吉が、口を出した...
直木三十五 「南国太平記」
...その中で比較的罪のない例をあげてみよう...
中谷宇吉郎 「琵琶湖の水」
...まことに罪のない男である...
夏目漱石 「坑夫」
...罪のないKは穴だらけというよりむしろ明け放しと評するのが適当なくらいに無用心でした...
夏目漱石 「こころ」
...そんな罪のない祕密を樂しんで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...五日に二人罪のない人間がお膝元の江戸で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「それも考へやうぢや喜三太に罪のない證據さ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「何も罪のないのに金槌なんかでどづかれちや溜らないわ...
正宗白鳥 「假面」
...だから「いい人」とか「罪のない人」とか呼ぶだけでも...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...罪のない者を罪人にすることができる...
山本周五郎 「さぶ」
...罪のない口争いを聞くのが好きで...
山本周五郎 「竹柏記」
...罪のない妹たちを...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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