「繰る」の意味
糸などを巻き取る
小説での「繰る」の使い方
...この狹い山間に歴史が印した足跡を繰る...
高濱虚子 「俳諧師」
...戸袋に近い雨戸を二三枚繰ると...
近松秋江 「箱根の山々」
...手ごたえあって糸を繰ると...
壺井栄 「瀬戸内の小魚たち」
...勇を頼みて槍を繰る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...数珠(じゅず)を繰るのであった...
徳田秋声 「仮装人物」
...蜘蛛が糸を繰るのは本能であるが...
戸坂潤 「技術の哲学」
...雨戸を繰ると、東の空に昇ったばかりの太陽の光りが、ぱっと室内に流れ込んだ...
豊島与志雄 「未来の天才」
...それだけ手繰るには不便であった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...おしいただいてからページを繰るのであった...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...せかせかと、頁を繰る...
火野葦平 「花と龍」
...ぶつぶつ言いながら日暦を繰るようにしていた...
室生犀星 「蛾」
...私はペエジを繰る手先が震えて...
室生犀星 「性に眼覚める頃」
...肝心の自分の詩のペエジを繰ることのできないほど慌てていた...
室生犀星 「性に眼覚める頃」
...無遠慮に、忙しさうに繰る...
森林太郎 「身上話」
...頁(ページ)を繰るが...
山本周五郎 「青べか物語」
...いましがた雨戸を繰る音がしたと存じます...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...此薄つぺらな月並雑誌の悪い印刷の頁を繰る時...
山本宣治 「婦人雑誌と猫」
...楽しい絵本でも繰るように憶い出し...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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