...その庭は広くして草の繁るにまかせてむ...
石川啄木 「詩」
...葉も繁ると云うのだろう...
泉鏡花 「婦系図」
...裏山に繁る杉の古木に囲まれて...
犬田卯 「荒蕪地」
...その鋭い光を横ざまに暗い繁樹(しげき)の間から投げる博物館の構内――牧草の生ひ繁るなかの小徑を...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...唯蘆荻(あし)や楊柳(かわやなぎ)が繁るのみで...
江見水蔭 「死剣と生縄」
...葉の繁るころ、この路はうすぐらく、地下道のやうである...
太宰治 「逆行」
...葉の繁るころ、この路はうすぐらく、地下道のようである...
太宰治 「逆行」
...譬へば山の頂に繁る叢林奧深く...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...其樅繁る枝のあひ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...270譬へば角の逞(たくま)しき鹿を或は山羊(やぎ)を追ひ、獵犬の群、獵人の群、一齊に進む時、峨々たる巖、繁る森、牲を救ひて隱れしめ、之を探りて見出すこと遂に彼等の運ならず、囂々として叫びあふ、其眼前に金毛の 275獅子現はれて、勇みたる一群攘ひ退(の)くるごと、アカイア軍勢一團となりて利劍を、兩刄(もろは)ある槍を揮ひつ敵軍を追ひつつ進む眼前に、プリアミデース・ヘクトール其陣中にあるを見つ、恐怖に滿ちて脚の下勇氣全く沈みさる...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...一面にまといついて繁るぶどう...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 菊池寛訳 「フランダースの犬」
...閑地(あきち)に繁る雑草...
永井荷風 「日和下駄」
...木の繁る所亦益々姿の限りなきを添ふ...
長塚節 「草津行」
...小さな葉が繁ると...
中村地平 「南方郵信」
......
室生犀星 「抒情小曲集」
...マングローブの繁るボルネオをはじめて見ました時は...
蘭郁二郎 「宇宙爆撃」
...灌木が繁る「砦」...
J. S. レ・ファニュ J.S.Le Fanu The Creative CAT 訳 「ドラムガニョールの白い猫」
...まわりの広場は雑草の繁るにまかせてあって...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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