...篠懸(すゞかけ)の葉は翼(つばさ)撃(う)たれし鳥に似て次々に黒く縺れて浚はれゆく...
伊東静雄 「詩集夏花」
...縺れ絲でも切るやうに...
今井邦子 「誠心院の一夜」
...大小の猫が縺れ狂っているとかしか思われなかった...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「黒猫十三」
...鮭の腹から出た蕎麦切が縺れ合って見えていた...
田中貢太郎 「鮭の祟」
...黒い渦巻を作って縺れあった三人の口からは野獣のような呻(うめ)きが聞えた...
田中貢太郎 「春心」
...さうして、お互に芝居の方へ気を取られて居ながら、精神のお留守になつた肉体同士が、狭い暗い羽目板の蔭で、僅かの隙を求めては少しでも前へ出ようと藻掻き合ひ、縺れ合ひつゝ、犬のぢやれるやうに盲動して居た...
谷崎潤一郎 「Dream Tales」
...枝話しの色々な縺れから実際的な詳細を拾い上げるのが商売であった...
チェスタートン 直木三十五訳 「金の十字架の呪い」
...最初のひと言で舌が縺れてしまうだろう...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...どんなに髮が縺れてゐても痛くも何とも無かつた...
新渡戸稻造 「教育の目的」
...その縺れらしいんでございます」林は苛立って...
久生十蘭 「魔都」
...縺れるようにして歩道の傍の車台へ近寄り...
久生十蘭 「魔都」
...あまりひどく茂っているため枯れ萎びて縺れあい絡みあっている木の葉や枝...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...先刻の椅子の奪いあいから一度は縺れを見せた婦人連のあいだに...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...意地わるく言葉は縺れて...
水野仙子 「道」
...我々と西方の泡立つ靄の間にかの悍ましい暗い石の塔が縺れ合い...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...まだあの縺れ合った恥態が...
蘭郁二郎 「蝕眠譜」
...拍手の音が、ようやく静まって来るとブランコの上の、二つの肉体は、縺(もつ)れ合うように極めて徐々に注意深く動いていたが、すぐその縺れが、解けたのを見ると、葉子は、脚でブランコの綱をからんで、垂下り、そのほの白い手の先きには黒吉が、足を吊されて伸び伸びと、ぶら下っていた...
蘭郁二郎 「夢鬼」
...二人相縺れつゝ宿に帰つたはもう十二時の頃でもあつたか...
若山牧水 「木枯紀行」
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