例文・使い方一覧でみる「縷」の意味


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...果して然(しか)らばこの無題の小説は「紅新草」以前のものと見るを至当とすべし...   果して然らばこの無題の小説は「縷紅新草」以前のものと見るを至当とすべしの読み方
泉鏡花 「遺稿」

...まだ救いの来ることを一(いちる)の望みに...   まだ救いの来ることを一縷の望みにの読み方
江戸川乱歩 「お勢登場」

...々と村民の窮乏のさまを語って...   縷々と村民の窮乏のさまを語っての読み方
大鹿卓 「渡良瀬川」

...々として身の上を訴えていた...   縷々として身の上を訴えていたの読み方
豊島与志雄 「人間繁栄」

...まだ一(いちる)の生命が残っていたか……地上に残された琵琶の形が助けを呼んでいる...   まだ一縷の生命が残っていたか……地上に残された琵琶の形が助けを呼んでいるの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...一の烟も立たない三四十の萱葺の丈夫相に見える家が一つ所に聚つて居る...   一縷の烟も立たない三四十の萱葺の丈夫相に見える家が一つ所に聚つて居るの読み方
長塚節 「才丸行き」

...一の望みを抱いて百瀬さんの家へ行く...   一縷の望みを抱いて百瀬さんの家へ行くの読み方
林芙美子 「放浪記(初出)」

...一同の心にはまた一の希望が萌して来た...   一同の心にはまた一縷の希望が萌して来たの読み方
久生十蘭 「魔都」

...警部補の心には親戚がぎりぎりに現れないかという一(いちる)の望みがあった...   警部補の心には親戚がぎりぎりに現れないかという一縷の望みがあったの読み方
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」

...第二百七十二 善後策この夜お登和嬢は一(いちる)の望(のぞみ)を抱いて寝(い)ねぬ...   第二百七十二 善後策この夜お登和嬢は一縷の望を抱いて寝ねぬの読み方
村井弦斎 「食道楽」

...いつまでも一の望を繋いでいて心は無用の事物に牽(ひ)かれ...   いつまでも一縷の望を繋いでいて心は無用の事物に牽かれの読み方
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」

...一(る)ののぞみをかけて...   一縷ののぞみをかけての読み方
吉川英治 「三国志」

...一(る)の望みをつないで...   一縷の望みをつないでの読み方
吉川英治 「三国志」

...何か一(いちる)の明りのようにそれが待たれる」「ふたりも密かに申しておりまする...   何か一縷の明りのようにそれが待たれる」「ふたりも密かに申しておりまするの読み方
吉川英治 「私本太平記」

...たえず一(いちる)の気がかりとしているようであった...   たえず一縷の気がかりとしているようであったの読み方
吉川英治 「新書太閤記」

...強いて一(る)の頼りをもって...   強いて一縷の頼りをもっての読み方
吉川英治 「新編忠臣蔵」

...流転三界中(るてんさんがいちゅう)恩愛不能断(おんないふのうだん)……むらさきの糸がのぼるように、々(るる)と、香炉(こうろ)の中から、においが立って、同時に、列座の衆僧の声が朗々と、唱和した...   流転三界中恩愛不能断……むらさきの糸がのぼるように、縷々と、香炉の中から、においが立って、同時に、列座の衆僧の声が朗々と、唱和したの読み方
吉川英治 「親鸞」

...興福寺の伝説は一(いちる)の生命を得て来るであろう...   興福寺の伝説は一縷の生命を得て来るであろうの読み方
和辻哲郎 「古寺巡礼」

「縷」の読みかた

「縷」の書き方・書き順

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