...『良人(おっと)は自分(じぶん)の眼(め)の前(まえ)で打死(うちじに)したではないか……憎(にく)いのはあの北條(ほうじょう)……縦令(たとえ)何事(なにごと)があろうとも...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...縦令この点については疑問があつても...
阿部次郎 「帰来」
...そんなことでは縦令(たとい)お前がどれ程齷齪(あくせく)して進んで行こうとも...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...然し縦令反抗するとも私はこれで筆を擱(お)くことは出来ない...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...お前が縦令(たとい)凡てを施し与えようとも永遠の生命を失っていたらそれが何になる...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...縦令(たとい)外面的な生活が複雑になろうとも...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...かかる欠陥は縦令必然的に起って来るとしても...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...われ縦令(たとひ)王者にえらばるるとも格別不思議に思はざるべし...
伊東静雄 「詩集夏花」
...偶々(たま/\)荷厄介(にやつかい)にして箪笥(たんす)に蔵(しま)へば縦令(たと)へば虫(むし)に喰(く)はるゝとも喰(く)ふ種(たね)には少(すこ)しもならず...
三文字屋金平 「為文学者経」
...縦令若干の焼け損じがあっても...
内田魯庵 「灰燼十万巻」
...哈爾賓へ行って何をした?縦令(たとい)聊かにもせよ旅費まで出して呼ぶからには必ず何かの思わくが徳永にあったに違いない...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...情人があつて縦令遊里の女とでも気軽く遊べるだけの気の利いたところがあつて...
牧野信一 「公園へ行く道」
...縦令一日でも秀子が俺をからかつて呉れることは俺に取つては九拝しても足りぬ筈なのだ...
牧野信一 「痴想」
...焼芋(やきいも)を詠みたる俳句は縦令(たとい)文学としては貴重すべき価値を有するともその品格は遂(つい)に高貴なる精神を養ふに適せざるが如し...
正岡子規 「人々に答ふ」
...縦令(たとい)苦痛があっても...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...「縦令(よしや)富貴になり玉ふ日はありとも...
森鴎外 「舞姫」
...縦令(よしや)いかなることありとも...
森鴎外 「舞姫」
...縦令(たとい)両方にその詞はあってもそれが向うでは日常使われているのに...
森鴎外 「Resignation の説」
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