...そんなことから又少しずつ座談の縒(よ)りが戻って行って...
谷崎潤一郎 「細雪」
...三本縒(よ)り合せた丈夫な繩へ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...観世縒(かんぜより)で鶴の一千二百三十四番の札を平らに吊り...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...羽織の紐を觀世縒(くわんぜより)で括(くゝ)つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...アア 縒リタグル熱風ノ一陣ニ 斃サレテ イチメンノ砂ト無為ト...
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...何しろこの僕が腕に縒をかけてこしらへるのですから...
堀辰雄 「七つの手紙」
...あなた様はきれいに端がお縒(よ)れになりますから」と言って小袿(こうちぎ)につける単衣(ひとえ)の生地を持って来た時...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...意味もなく縒(より)を掛けて紡錘(つむ)に巻くに過ぎない...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...向いの家で糸を縒(よ)る車(いとぐるま)の音が...
森鴎外 「二人の友」
...それは紙縒(こより)で固く縛ったうえにいちいち封印がしてある...
山本周五郎 「落ち梅記」
...けれども今一歩進んでその伊奈子が腕に縒(より)をかけた計画を...
夢野久作 「鉄鎚」
...紫の租(あら)い縞(しま)の縒上布(よりじやうふ)の袖の長い単衣(ひとへ)を着て...
與謝野寛 「蓬生」
...たんねんに紙縒(こより)で括(くく)っていたのであった...
吉川英治 「美しい日本の歴史」
...宮のおからだも縒(よ)り糸(いと)のように具足の諸足(もろあし)で捻(ね)じ縒(よ)られる...
吉川英治 「私本太平記」
...おぼろめく縒絨(よりいと)の剣帯(けんたい)へ利刀を横たえ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...紙子縒(かんじより)がぴんと縒(よ)れていた...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...波に縒(よ)れ、波に散りひろがる陽のかげが、笠の下から虚無僧の顔へ映っている...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...縒(よ)り合せた両手に伸びて行った切っ先は...
吉川英治 「宮本武蔵」
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