...わたしの血縁のものではありません...
芥川龍之介 「報恩記」
...それから鈴岡さんの遠縁のものだとかいう五十すぎのお婆(ばあ)さん...
太宰治 「正義と微笑」
...そう云っても縁のものだから...
谷崎潤一郎 「細雪」
...血縁のものや地下の人々やに迷惑をかけないで...
種田山頭火 「行乞記」
...何だか血縁のものに接してゐるやうな気がする(私としては今のところ...
種田山頭火 「行乞記」
...かうしてゐると、ともすれば漠然として人生を考へる、そしてそれが自分の過去にふりかへつてくると、すべてが過ぎてしまつた、みんな死んでしまつた、何もかも空の空だ、といつたやうな断見に堕在する、そしてまた、血縁のものや、友人や、いろ/\の物事の離合成敗などを考へて、ついほろりとする、今更、どんなに考へたつて何物にもならないのに――それが山頭火といふ痴人の癖だ...
種田山頭火 「其中日記」
...病院に買い取られた無縁のものではあっても...
豊島与志雄 「猫捨坂」
...その叫びと無縁のものではない...
中井正一 「現代美学の危機と映画理論」
...血縁のものに縁の薄いものがありましょうか...
長谷川時雨 「江木欣々女史」
...どうしてさう血縁のものがすくないかといふ...
長谷川時雨 「「郭子儀」異變」
...彼にとって全く無縁のものや...
原民喜 「冬日記」
...能く馬を孕ますほど親縁のものたるは...
南方熊楠 「十二支考」
...近代の科学性・自我意識・矛盾・人間性などは彼には全く無縁のものであって...
三好十郎 「絵画について」
...それと無縁のものとしては在り得ません...
三好十郎 「恐怖の季節」
...時によって他の遊星の生物のように遠々しく無縁のものに感じられることもあった...
三好十郎 「「その人を知らず」について」
...無縁のものと化し了つてゐないならば...
三好達治 「測量船拾遺」
...物につけ加えられた無縁のもの...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...たとえばそれが血縁のものであろうと...
吉川英治 「江戸三国志」
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