「緩し」の意味
ゆるい
小説での「緩し」の使い方
...恰も其筋肉が急に弛緩したかのやうに...
テオフィル・ゴーチエ Theophile Gautier 芥川龍之介訳 「クラリモンド」
...自分の修業慾は確かに弛緩してゐるに違ひない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...さうして心の弛緩してゐる間...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...したがってそこに住む人間の心はとかくに弛緩しやすい...
大杉栄 「続獄中記」
...仕事に対する態度も弛緩して人一人の持つ能力が発揮されていない...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...そういう弛緩した心持でいよというのではなく...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...何故なら少しでも持続が弛緩して不純になると...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...まるで総べてが弛緩してしまったような静けさである...
外村繁 「日を愛しむ」
...わたしの霊感は緊張しながら遅緩し...
原民喜 「鎮魂歌」
...わたしの霊感は緊張しながら遅緩し...
原民喜 「鎮魂歌」
...(苛立つな、麻痺せよ、遅緩して、石になれ)悪意の声がふと彼の耳に唸るのであつた...
原民喜 「火の踵」
...自意識の弛緩した...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...今さら活力(アクチビテ)を与えたところがどうにもならないほど弛緩しているのですから...
久生十蘭 「魔都」
...弛緩した様子でサメがずり落ちていく...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...神経の弛緩した病人にいいでしょうが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...大災害の後には人心が弛緩して...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...どこか弛緩しているところがあった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...そのものの異様なほど健全で強靭な組織が弛緩し伸長していくことになった...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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