...他から藁まで買って来て編むのです...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...わたしはそれを編むことが私にとってやりがいの少ないことだとは決して思わず...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...腰をおろして靴下を編む)ではどうぞ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...スエータだの……今に外套まで編むんだと言い出すかも知れないわ...
豊島与志雄 「自由人」
...小夜ふけし裏町に簾を編む機杼の響のいそがしく聞ゆるさま...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...ワラジ編む手を休めて...
火野葦平 「花と龍」
...各國各時代から資料を集めて箴言集のやうなものを編むことを夢みたりしてゐた...
堀辰雄 「春日遲々」
...今日幾多の明治大正昭和の文学史を編むものはあつても...
正岡容 「浅草燈籠」
...その辺の草の葉でワラジを編む手附きを無意識にやりながら...
三好十郎 「おりき」
...将来日本の綿布史を編む人は...
柳宗悦 「京都の朝市」
...紺糸で綺麗に草を編むので...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...内側の骨を編む色糸の仕事が...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...編むのが爪で掻く動作によるからである...
柳宗悦 「蓑のこと」
...吾人(われら)は今爰(こゝ)に印度の公子とナザレの木匠とを比較せんとする者に非ず、何となれば、斯る議論は「宗教家」として徒らに争論の資を作るが如きものたるのみならず、其生長の年歴さへ、種々の説ありて殆んど神秘時代に属するが如く見ゆる瞿曇(クドン)氏とヲーガスチン帝の時に生れ、タイベリアス帝の時に殺されし、純然歴史上の人物たるイヱス、キリストとを比較せんことは少しく不倫の嫌あればなり、而れども吾人は爰に確乎たる信用を以て、イヱス、キリストの人品は信(まこと)に世界の師範として仰ぐに足るべきものなることを敢言せんとす、思ふにゾロアスタル、釈迦(シャカ)の如き文籍未だ備はらず考証未だ全(まつた)からざる、時代に属する人は之を置く、歴史以後の人、ソクラテスと雖(いへども)、プレトーと雖、孔丘(コウキウ)、老冉(ロウゼン)、荘周(サウシウ)と雖、之をイヱス、キリストに比すれば、光芒太(はなは)だ減ずるを覚ふ、是余一人の私言に非ず、又「クリスチァン」の偏説にも非ず、歴史を編む者、悉(こと/″\)く之を認む、ルーサーも之を認め、ギボンも之を認め、レナンも亦之を認む、我日本の精神的改革を図る者焉(いづくん)ぞ目を此(こゝ)に注がざる、吾人は似て非なる者を悪(にく)む、更に名を宗教に借りて実なき者を悪む、聞く獅子の身中に虫ありて獣王だも、猶之が為に殺さると、彼(か)の宗教の名を以て、世に行はるゝ虚礼、空文は奚(いづくん)ぞ基督教の獅身虫に非(あらざら)んや、それ藩籬は以て侵叛を防げども之が為に其室内の玲瓏(れいろう)を遮(さへぎ)るべし、世の所謂神学なるもの、礼式なるもの、或は恐る之れが為に基督の品格を蔽はんことを、而れども仁を啖(くら)ふ者は穀を割らざるべからず、其永々しき祈祷に辟易(へきえき)し、其クド/\しき礼拝に辟易して、其内に存する甘実を味ふ能はずんば、寧(むし)ろ智者の事ならんや、基督嘗て曰へり我は道なり、生命なり、光なりと真個(まこと)に基督教を脩めんとするもの、真個に基督教を攻撃せんとする者、焉ぞ其本に返りて、基督の品格を研究せざる、庶幾(こひねがはく)は以て無益の争論を止むべし...
山路愛山 「英雄論」
...自分で萱笠を編む姿にかれの本心があらわれていると思えた...
山本周五郎 「日本婦道記」
...それで甲(よろい)を編むのです...
吉川英治 「三国志」
...鬣(たてがみ)も梳(す)くし、細い尻尾も編む...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
...手拭をば巣を編む材料にするのだそうだ...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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