...」雪の屋が口を明けて締りのない返事をする...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...さ――お前の世話にはならん!」かの女(ぢよ)は締りのない顏をそむけ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...締りのない所天(をつと)を放棄してゐるのだらうとは...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...ただ締りのない部分だけしか出来ない...
高村光太郎 「回想録」
...締りのない口元に皺(しわ)を寄せて笑った...
徳田秋声 「新世帯」
...締りのない膝を少し崩しかけて...
徳田秋声 「黴」
...初め二人の女はこの締りのない戸口をたいへん心配したが...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...かくも締りのない家のうちに何か不幸な事が起こりはしないかを恐れないのであるか...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...締りのない口元から...
中里介山 「大菩薩峠」
...途方もなく締りのない声でゲラゲラゲラと笑い出したものです...
中里介山 「大菩薩峠」
...締りのない口付でそれを長々と述べ...
中島敦 「狼疾記」
...元来人間は締りのないものだから...
夏目漱石 「坑夫」
...戸締りのない雨戸を鑿でコジ開ける馬鹿もないだらうから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...締りのない廻し戸があるので...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...立唄の頬のこけたが玉に疵久良伎プロテアは鴉猫から思ひ付き久良伎遠くなり近くトリツク腕を見せ同大写し睫毛は筆で描いたやう同活動は戸締りのない家に住み同ダグラスは軽業までの芸も見せ同ダグラスの乗地は柵を飛び越える同岡惚れもピックフォードは罪がなし同さうして活動写真の白熱化して来たそもそもの時代だつた...
正岡容 「大正東京錦絵」
...第四句「戸締りのない家に」云々は...
正岡容 「大正東京錦絵」
...……締りのない扉(と)……...
夢野久作 「白菊」
...そしてそれ等の空想の緯は霧の如く締りのないものであつた‥‥この霧深い八月といふ月が...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
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