「緑雨」の意味
草木を潤す春の雨
「緑雨」の例文(場面別)
- 文学・詩歌緑雨が降り注ぐ庭で、新緑の若葉が生き生きと輝いている。
- 天気予報・気象解説明日は緑雨が予想され、農作物の成長に良い影響を与えるでしょう。
- 旅行・観光案内この時期の京都は緑雨に包まれ、苔庭が特に美しく見頃です。
小説での「緑雨」の使い方
...東京の悪戯(いたづら)つ児(こ)斎藤緑雨(りよくう)は右に森先生の西洋の学を借り...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...緑雨の手紙は全部で五通あるが...
伊庭心猿 「緑雨と一葉」
...緑雨の眼と唇辺(くちもと)に泛べる“Sneer”の表情は天下一品であった...
内田魯庵 「斎藤緑雨」
...緑雨が初めて私の下宿を尋ねて来たのはその年の初冬であった...
内田魯庵 「斎藤緑雨」
...この煎薬(せんやく)を調進するのが緑雨のお父さんの役目で...
内田魯庵 「斎藤緑雨」
...壱岐殿坂時代の緑雨には紳士風が全(まる)でなくなってスッカリ書生風となってしまった...
内田魯庵 「斎藤緑雨」
...緑雨は笑止(おか)しがって私に話したが...
内田魯庵 「斎藤緑雨」
...そういう方面の解らない事があるとしばしば緑雨の許(もと)に訊(き)きに来たもんだ...
内田魯庵 「斎藤緑雨」
...緑雨は虚飾家といえば虚飾家だが黒斜子の紋附きを着て抱え俥を乗廻していた時代は貧乏咄をしていても気品を重んじていた...
内田魯庵 「斎藤緑雨」
...緑雨の愚痴は壱岐殿坂時代から初まったが...
内田魯庵 「斎藤緑雨」
...緑雨の傑作は何といっても『油地獄(あぶらじごく)』であろう...
内田魯庵 「斎藤緑雨」
...緑雨の作の価値を秤量(しょうりょう)するにニーチェやトルストイを持出すは牛肉の香味を以て酢の物を論ずるようなものである...
内田魯庵 「斎藤緑雨」
...」「僕はこの頃緑雨(りょくう)の本をよんでいます...
太宰治 「虚構の春」
...唖々子はその頃頻(しきり)に斎藤緑雨が文をよろこび雅号を破垣花守(やれがきはなもり)と称ししばしば緑雨が『おぼえ帳』に似たるものを作りゐたり...
永井荷風 「書かでもの記」
...一葉(いちえふ)落ちて紅葉(こうえふ)は枯れ緑雨(りよくう)の声も亦絶えたりき...
永井壮吉 「偏奇館吟草」
...御藏橋の近くで齋藤緑雨の死を思ひ出されて...
南部修太郎 「日曜日から日曜日まで」
...写実主義時代といえば、二葉亭から緑雨、露伴の「風流仏」というのでは、解説者の努力によってのみなにかの新しい文化史的価値がそえられるという程度ではないかと危ぶまれる...
宮本百合子 「「現代日本小説大系」刊行委員会への希望」
...作に露伴紅葉四迷篁村(こうそん)緑雨美妙等があって...
森鴎外 「鴎外漁史とは誰ぞ」
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