...総て悲哀を以て終らざる可からざる乎(か)と...
石橋忍月 「舞姫」
...総ての動物は、ごく小さい蝨(だに)から、大きな獣に至るまで、お前達と同じやうに、何よりも先づ空気によつて生きてゐるのだ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...総て害があるのを恐れてゐては何もさせられぬ...
内田魯庵 「家庭の読書室」
...体中の総ての血が...
谷崎潤一郎 「恐怖」
...総て、お話風から進化して、描写の方面へと進んでゐる...
田山録弥 「明治文学の概観」
......
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...つまり二つが対をなしているもの総てが...
外村繁 「落日の光景」
...総て之れを敵として奮闘する...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...総ての乱暴を我藩でしたのだと思っている...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...総て逆転して来た...
直木三十五 「南国太平記」
...吉之助の、建白書の内、知政の始、国政を誤りたる専横の徒を貶黜(へんちゅつ)すべきこととあるのと、お由羅処分のこと、それから、近藤崩れにて、流謫(るたく)脱奔したる者を、召還(めしかえ)すことと、この三ヶ条は、今申したように、総て、父を恥かしめることになる...
直木三十五 「南国太平記」
...世界の楽器の総てを知りつくしたわけではなかろうが...
中里介山 「大菩薩峠」
...即ち意志以外の総てのものは必竟途上の物たるに過ぎない...
中原中也 「詩に関する話」
...総ての紳士が緑色の服に金色のボタンを付け...
シモン・ニューコム 黒岩涙香訳 「暗黒星」
...総ての人が幸福にならなければなりません...
宮本百合子 「「黄銅時代」創作メモ」
...総ての詩の領分に恋愛を書いたものはある...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...それで秀麿は製作的方面の脈管を総て塞(ふさ)いで...
森鴎外 「かのように」
...城主の席も総ての9270物もお手にお入(いれ)になったあなたを...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
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