...苦(あっ)と仰様(のけざま)に僵(たお)れつつ呼吸(いき)も絶ゆげに唸(うめ)きいたり...
泉鏡花 「活人形」
...棄てられし負傷(ておひ)の兵の息絶ゆる終(つひ)の呻吟(うめき)か...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...棄てられし負傷(ておひ)の兵の息絶ゆる終(つひ)の呻吟(うめき)か...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
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内村鑑三 「楽しき生涯」
...夏とことはに絶ゆるなく青きを枝にかへすとも...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...それから二日二晩疲勞の爲め時々三十分一時間昏睡に落ちる時がある外は殆ど苦悶の聲の絶ゆる時が無かつた...
高濱虚子 「續俳諧師」
...わずか二尺八寸余の小像であるが古来世人の恭敬愛慕絶ゆる事なく...
高村光太郎 「美の日本的源泉」
...絶ゆる間もない人の往来にも...
近松秋江 「霜凍る宵」
...世に動揺紛乱の絶ゆる時なく...
津田左右吉 「流れ行く歴史の動力」
...靜まり返る大ぞらの波をふたゝびゆるがして雲より雲にどよみゆく餘韻かすかに程遠く浮世の耳に絶ゆるともしるや無象の天の外下界の夢のうはごとを名殘の鐘にきゝとらん高き...
土井晩翠 「天地有情」
...なべて洋行中の交際としいへば多くは諺(ことわざ)にいふなる旅は道づれのたぐひにて帰国すればそのままに打絶ゆるを...
永井荷風 「書かでもの記」
...奇瑞(きずい)が絶ゆることがない...
中里介山 「法然行伝」
...森に満たするみづみづし菫の上に息絶ゆること!恥刃(は)が脳漿を切らないかぎり...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...鳴る音も自(おのず)から絶ゆ...
夏目漱石 「幻影の盾」
...「得(エ)」のような甲の類に属するものは「う」「うる」とア行に活用し「消え」「絶え」「越え」のような乙の類のものは「消ゆ」「絶ゆ」「越ゆ」とヤ行に活用します...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...障れば絶ゆる蜘の糸のはかない處を知る人はなかりき...
樋口一葉 「にごりえ」
...見物人が日に日に絶ゆる事もない繁昌振りを示してゐた...
牧野信一 「ダニューヴの花嫁」
...そをくみあげる小さな一つの 釣瓶昼はひねもす 夜はよもすがらささやかに 軋り まわれど水は つきずわが おもい 絶ゆることなし...
宮本百合子 「五月の空」
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