...私共に厚意を絶えず持つて下すつた三人の先生がおそいのもかまはず送つて下さいました...
伊藤野枝 「書簡 木村荘太宛」
...自分ははじめから絶えず東洋の哲学を講じてバランスを保つように努力してきたのであるけれども...
井上哲次郎 「明治哲学界の回顧」
...額から冷たい汗が絶えず滲み出た...
梅崎春生 「日の果て」
...蝋燭の焔(ほのお)を絶えず細かにふるわせながら...
大阪圭吉 「灯台鬼」
...男の手から手へと絶えず移りながら...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「頸の上のアンナ」
...神は絶えず事変の車軸に油をぬりなおさなければならなくなるんだ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...そのうちにも道庵をして絶えず大笑いに笑い続けさせたのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...絶えず争っているのです...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...絶えずこのしぶとい悲しい焔に包囲されてゐた...
原民喜 「火の唇」
...闇が絶えず増大させる未知の擴がりを與へるやうにと...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「窓」
...旅は絶えず過程である...
三木清 「人生論ノート」
...喘ぐ様な声と四辺の静けさを破って絶えず響いて居るフー...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...随身に弓の絃打(つるう)ちをして絶えず声を出して魔性に備えるように命じてくれ...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...到るところで絶えず自分をつけねらう倦むことなき追跡からのがれるためにそれまで随分長いこと苦労に苦労を重ねて来たことや...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...菊千代の半三郎に対する感情は絶えず動揺し...
山本周五郎 「菊千代抄」
...絶えず頭の上にピラミッドを眺めて暮しているエジプト王の現代の虚栄心は...
横光利一 「欧洲紀行」
...眼にする物象が絶えず跳ね動いているような活気に矢代は人からも押され気味になり...
横光利一 「旅愁」
...法師の一人は絶えずうさんくさそうに草庵の方を見るのである...
吉川英治 「親鸞」
便利!手書き漢字入力検索
