...紺糸の具足(ぐそく)に小薙刀(こなぎなた)を提(ひつさ)げ...
芥川龍之介 「糸女覚え書」
...見覚えのある紺と藍との竪縞(たてじま)の着物が...
芥川龍之介 「路上」
...また紺オーバーの男に出会ったのよ...
江戸川乱歩 「断崖」
...時々紺屋の職人をまねるのも面白くはなからうか...
薄田泣菫 「茶話」
...この池はいったいどんな仲間をもっているというのだろう? しかもそれはその紺碧(こんぺき)の水の色のうちに...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...黒、紺(こん)、鼠なぞの地色は何人にも似合ひて無事なり...
永井荷風 「洋服論」
...その濃紺の背広の襟(カラー)と短く刈込んだ粗い頭髪との間に蟠踞(ばんきょ)した肉塊――宿主(やどぬし)の眠っている時でも...
中島敦 「狼疾記」
...障子を開けて女の出て行く所を見ると紺飛白の單衣の裾に五分ばかり白いものゝ出て居るのが目についた...
長塚節 「佐渡が島」
...紺野は大勢の仲間を引きつれて玄関から一と部屋一と部屋と片づけて...
野村胡堂 「向日葵の眼」
...紫紺の釣金(つりがね)マントを着て...
長谷川時雨 「遠藤(岩野)清子」
...十二歳になると、緑色になり、二十五歳になると、紺色に変り、それから四十五歳になると、真黒になりますが、それからはもう変りません...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...この丘のあたりから遥かに見降すと全く紺碧に澄み渡つてゐて...
牧野信一 「R漁場と都の酒場で」
...紺サアジの色の褪(あ)せた間着姿も...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...初めは宏子が白いブラウズの上からつった紺サージのスカアトをひろげて...
「海流」
......
三好達治 「駱駝の瘤にまたがつて」
...たとえようもなく美しい紺青の空が澄みあがっている...
山本周五郎 「新潮記」
...伏原半蔵の間借りしている紺屋(こんや)の二階を訪ねてみると...
吉川英治 「死んだ千鳥」
...色の褪(あ)せた紺の脚絆(きゃはん)...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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