「紳」の意味
上品な男性
小説での「紳」の使い方
...本間さんにはその老紳士の顔が...
芥川龍之介 「西郷隆盛」
...しかし田川博士は自分の妻のおとなげないのをあわれむ物わかりのいい紳士という態度を見せて...
有島武郎 「或る女」
...その老紳士こそは有名な天文学者で...
海野十三 「火星兵団」
...おいしい飲料を呑ませてくれた紳士は...
海野十三 「四次元漂流」
...どう見たって善良な紳士とは見えません...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「蛇性の執念」
...紳士は鼻の下にもじやもじやと口髭を伸ばしてゐた...
薄田泣菫 「茶話」
...紳士が可愛(かわい)げに頷(うなず)きながら...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...紳士は彼の熱心な口調を軽く受け流しながら...
谷崎潤一郎 「途上」
...紳士が我々ふたりと握手を交わし...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「踊る人形」
...某々華族や貴顕紳士お近づきの歴史家ほどに沢山資料を有っているとは思えない...
戸坂潤 「社会時評」
...比較的上品な嗜好(しこう)をもった田舎紳士だったのです...
夏目漱石 「こころ」
...君は紳士荘で満足して暮らしていた...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...紳士の様でした...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...社会上流の軍官貴紳に比して却つてその情誼のほどの濃やかにも美しかつたことを立証して余りあるものであらう...
正岡容 「下谷練塀小路」
...「用がすんだから」と彼は瀟洒(しょうしゃ)たる黒服の紳士に言った...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...予備学校における学生の出身階級の分布世襲貴族の子弟 六・三貴族及高官(同) 一八・四宗教家(同) 四・八紳士及紳商 九・六商人...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェト同盟の文化的飛躍」
...その紳士が食堂から出ていって姿の見えなくなったころからである...
横光利一 「欧洲紀行」
...カルメンの兵士も、意気な紳士達も、真赤な帽子を斜(はす)かいに被(かぶ)った闘牛士も目には映りませんでした...
吉行エイスケ 「バルザックの寝巻姿」
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