...「黒喉嘴細大嘴鵙」は熟語ではありません...
...細大の歴史的事実を蒐集(しゅうしゅう)し得ないとは言われない...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...そのかわりにそのカメラの視野内に起こった限りの現象は必然的なものも偶然的なものも委細かまわず細大もらさず記録され再現されるのである...
寺田寅彦 「ニュース映画と新聞記事」
...しかもその報道は細大もらさず吾々の耳に這入っている...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...広重が描ける東都名所(横絵)の全部を蒐集(しゅうしゅう)してあたかもゴンクウルが北斎歌麿に対せしが如く細大漏(もら)さずこれを説明せんことは今余の微力のよくする所ならず...
永井荷風 「江戸芸術論」
...ゴンクウルはこれらをも細大漏らす事なく精細に記述し批評したる後(のち)巻末に歌麿が秘戯画の説明を加へたり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...目にうつる事物を細大洩(も)らさず列記して...
中島敦 「光と風と夢」
...氏は書を能くし発句や謡をたしなみ 就中 たいてい柔道二段ぐらゐの腕まへあり氏は毎朝 東天遙拝 のちラヂオ体操たのまれて話の屑籠なども執筆なさるのだ氏は 氏の一挙手一投足は逸話となつて細大洩らさず新聞などに珍重され氏の巾広い声量(バス)は氏の身代のやうに潤沢たとへば除幕式などに周知の風采をあらはして一言もつて祝辞などを述べ給ふ...
仲村渠 「氏」
...一方水声は足の底、山脚の毛脛の真下――と思われる辺から湧き起り、広く物を蔽いかぶせるような音、鋭く螺旋状に物をつき通す音、高低、強弱、細大、種々の階音が綯(な)い交ざって、両側の山壁を打ち、こだまを重ね、巨大な積量の響音となって、満谷の空気を大ゆりにゆりつつ、はるかな天空さして逸出してゆく...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...細大トモ一聯絡タルヲ知ルニ外ナラズ...
西周 「人智論」
...一口に言へば韻文は散文のやうに言はんとすることを細大漏さず言ひつくし...
野口雨情 「札幌時代の石川啄木」
...屹度あの手紙にはうちの局長のことが細大もらさず書いてあるだらう――閣下の人柄から行状まで詳細に認ためてあるに違ひない...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「狂人日記」
...細大漏らさず書きこんである...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...細大洩(も)らさず...
福沢諭吉 「慶応義塾学生諸氏に告ぐ」
...それにしても余は彼の行動は細大洩さず観察してゐるわけなのだが...
牧野信一 「西瓜喰ふ人」
...家内(かない)の事は細大となく夫に報ぜさせることにしたのである...
森鴎外 「渋江抽斎」
...全身の細胞の意識の内容を細大洩さず反射交感して...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...私自身の悪夢と極めて――細大漏らさず――類似していることからして...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「時間からの影」
...この下男代りの部下がルパンに対して各方面から来る電話を細大もらさず主人に通じる役を引受けていた...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
便利!手書き漢字入力検索
