...きめの細かい肉は歯ざわりがさくさくとして...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...女房は時どき女の縫方に細かな注意をしていた...
田中貢太郎 「蠅供養」
...」十一娘は細かにその若い男の容貌を訊いてからあやまった...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「封三娘」
...ことに彼はそれほど大きくはないが、非常に細かくて、ひときわ目立つ段のついた鼻を指しながら、『正真正銘のローマ鼻だ』と言った、『こいつが肉袋といっしょになって、退廃期の古代ローマ貴族そのままの顔ができあがっているんだ』それが彼の自慢なところらしかった...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...なぜならその細かな点を知りたかったから...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...千フランの紙幣を細かいのに換えに行ってくれと頼んだ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...よくこんなに細かにお書きなすったものでございますね...
中里介山 「大菩薩峠」
...今度は極めて細かい個々の結晶が...
中谷宇吉郎 「粉雪」
...この活力が外界の刺戟(しげき)に対してどう反応するかという点を細かに観察すればそれで吾人人類の生活状態もほぼ了解ができるような訳で...
夏目漱石 「現代日本の開化」
...鉛筆で細かく書きこんであるのは...
久生十蘭 「ノア」
...小説もますます細かく分科すると同時に...
平林初之輔 「『心理試験』を読む」
...別に乾葡萄(ほしぶどう)と白葡萄と小葡萄とレモンの皮とを細かく刻んで混ぜておきます...
村井弦斎 「食道楽」
...以前のように細かい話しぶりは見せずにいるうち...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...わたしはさういふ細かい...
室生犀星 「故郷を辞す」
...細かく顫(ふる)えるはしばみの枝の中では...
室生犀星 「姫たちばな」
...少し老人じみて見える横顔の眼もとに細かい皺が出来ていたが...
横光利一 「旅愁」
...細かに波を彫んで...
吉江喬松 「山岳美觀」
...不審な点を細かに訊き取る...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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