...紫陽花色(あぢさゐいろ)の薔薇(ばら)の花...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...紫蘇巻と酒とがあるから一杯さしあげる...
種田山頭火 「其中日記」
...白、紫両種あり、皆果実の為に植うるなり...
徳冨蘆花 「馬上三日の記」
...温和(おとな)しき黄と思い上がれる紫を交(かわ)る交(がわ)るに畳めば...
夏目漱石 「薤露行」
...紫の裾模様の小袖(こそで)に金糸(きんし)の刺繍(ぬい)が見える...
夏目漱石 「三四郎」
...どうかなされた事かと拾八九の赤ら顏紫めりんすと黒の片側帶氣にしつゝめづら敷(しく)車(くるま)頼(たのみ)に來たお三をつかまえて口も八町手も八町走るさすが車屋の女房の立咄(たちばなし)...
長谷川時雨 「うづみ火」
...紫矢がすりに黒じゆすの帶...
長谷川時雨 「下町娘」
...その葉の色の青さ、その花の色の紫、それこそ春の山吹とともに、王朝時代の色をもった花だと見た...
長谷川時雨 「紫式部」
...ただ一つの既知の正確な紫色を点に与えることになる...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...帽子からは紫と黄色とに染めた紐が下がつてゐる...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「十三時」
...小さな紫色の円になった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「見えざる力」
...設(よし)や紫の色が洗ひざれてはげちよろけて來ても...
三島霜川 「昔の女」
...紫の雲の様に咲く花ももう見られないと達は...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...紫夫人もこのついでに中宮へお目にかかった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...薄紫の打ち目のきれいにできた上着などを重ねて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...そのくはへたる紫の花を幾たびも我手に置きぬ...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...眞白な山がうす紫になる...
吉江喬松 「山岳美觀」
...童子の水干(すいかん)らしい紫いろの羅衣(うすもの)をくくしつけて...
吉川英治 「私本太平記」
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