...素志を枉げぬ与八は周囲の村民たちから種々と蔭口され嘲笑をきかされる破目になった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...素志を翻すわけには行かぬ...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...将軍家の御素志いかに公正と雖も...
太宰治 「右大臣実朝」
...素志の蹉跌(さてつ)を意味したであろう...
徳冨蘆花 「謀叛論(草稿)」
...一父秀忠と祖父家康の素志を継いで...
長與善郎 「青銅の基督」
...予はここに於て終に十年来の素志(そし)を達する能わずして...
野中到 「寒中滞岳記」
...それにもかかわらず八郎の素志が...
服部之総 「新撰組」
...率直に素志をのべると...
久生十蘭 「新西遊記」
...ああいずれの日か儂(のう)が素志を達するを得ん...
福田英子 「妾の半生涯」
...御身(おんみ)が素志(そし)たる忠君愛国の実を挙げ給え...
福田英子 「妾の半生涯」
...しかも石にあらざる氏の素志は...
穂積陳重 「法窓夜話」
...ロスチャイルドは非常にたすかったよろこばしさでその花をいつものように上着につけ、遂に素志を貫き、ナポレオンはウォータールーで敗れる...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...わたしの素志・わたしの最初の流儀・には反するけれども...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...製作者津上氏の素志如何に拘らず...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...今にして日頃の素志を貫かなければ...
吉川英治 「三国志」
...彼の大望の素志が固まったのは...
吉川英治 「私本太平記」
...三にはわが源家再興のため――と素志(そし)を天にちかった願文だった...
吉川英治 「私本太平記」
...良人(おっと)の素志(そし)を励ましたことなどは――彼女自身はおくびにも語ったことはないが...
吉川英治 「新書太閤記」
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