...家事上の紛紜(ふんうん)か何かだろうと云う...
芥川龍之介 「路上」
...外界の紛紜(ふんうん)に迷ふ事勿(なか)れ...
石川啄木 「閑天地」
...塞耳維(セルビア)対土耳其(トルコ)の紛紜(いきさつ)から...
薄田泣菫 「茶話」
...時々起る紛紜(ごたくさ)が...
徳田秋声 「足迹」
...家へ入ってからの母親との紛紜(いさくさ)が気煩(きうるさ)さに...
徳田秋声 「あらくれ」
...甘いとも苦(にが)いとも解らないような苦しい生活の紛紜(いざこざ)から脱(のが)れて...
徳田秋声 「あらくれ」
...絶え間のないそこの家(うち)のなかの紛紜(いざこざ)に飽はてて来たお島は...
徳田秋声 「あらくれ」
...紛紜(いざこざ)の絶えなかった一頃の事情は...
徳田秋声 「あらくれ」
...貸や借の紛紜(こぐらかり)が複雑になっていたが...
徳田秋声 「あらくれ」
...ひところの家庭の紛紜(いざこざ)で心の痛手を負った時...
徳田秋声 「縮図」
...後に紛紜(いざこざ)が起きて困ったことがあったが...
徳田秋声 「縮図」
...「御武家方の紛紜(いざこざ)に立入るのは筋違いですが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...菊五郎の芝居は見るの見ぬのとの紛紜(いざこざ)があった...
長谷川時雨 「松井須磨子」
...壮士間に紛紜(ふんぬん)を生じ...
福田英子 「妾の半生涯」
...紛紜(ごたごた)した挙句に幾度(いくたび)となく姦淫するのを...
二葉亭四迷 「平凡」
...大体この三つの感情が紛紜して直ぐに立ち上らうともせず...
牧野信一 「坂道の孤独参昧」
...朝茶を飲み乍(なが)ら昨夜の恋の紛紜(ふんうん)を考え出し熱く邪気ない恋をしてくれた小娘をああした邪慳(じゃけん)な捨て方で捨ててしまったのがどうやら残り惜しくも思われれば...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...其れが為め翁と政府との間に紛紜(ごた/″\)が起つて居るのを某某(ぼうぼう)の名士等が調停に入(はひ)つたと云ふ新聞記事が十日計(ばか)り前に出た...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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