...俺は外物と應接することによつて紛れることが出來る...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...このサ・ミシェル――サン・ミシェルなんだが巴里訛(パリーなまり)はNが鼻へ抜けるためほんとうはこうしか聞えない――の「ラ・トト」へ紛れ込んで...
谷譲次 「踊る地平線」
...紛れもなく髭(ひげ)むじゃの鍾馗様(しょうきさま)の人形です...
中里介山 「大菩薩峠」
...それは紛れもなく何時(いつ)ぞや此処(ここ)に迷い込んで...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...紛れもなく若い女です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...紛れもなくツイ先刻(さっき)...
野村胡堂 「笑う悪魔」
...まして持参のお証拠の品々は紛れもなく正しい物と定まって居りますのでございます...
浜尾四郎 「殺された天一坊」
...そろそろ借地人の横着や細君の気紛れに悪態をつきはじめたが...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...奥から師匠の声といっしょに聞こえてきたどこかで聞いたようだとおもったあの声の紛れもなくこの圓太ではあったことが分ってきた...
正岡容 「小説 圓朝」
...笑ひもしないで通りの人込みに紛れこんだ...
室生犀星 「はるあはれ」
...たんにスペインふうやペトラルカ流の気紛れな誇張は勿論のこと...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...些(いささ)かの紛れもなく彼の心に刻みつけた...
山本周五郎 「さぶ」
...誰の眼にも紛れのないところであった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...その苦し紛れに相手をシッカリと掴まえようとすると……ホラ...
夢野久作 「支那米の袋」
...そのままドン仲間に紛れ込んで...
夢野久作 「爆弾太平記」
...丁度(ちやうど)此頃(このごろ)巴里(パリイ)の美術商が二三人組合つて革命騒動のどさくさ紛れに北京(ペキン)へ行つて支那の古い美術品を廉(やす)く買ひたい...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...寝間着姿の婚約者と別離の笑談を交していたのが暗(やみ)に紛れて潜かに租界の安全地帯に逃れた...
吉行エイスケ 「地図に出てくる男女」
...苦し紛れに旅商人になり...
若杉鳥子 「雨の回想」
ランダム例文:
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??
時事ニュース漢字 📺
