「粗笨」の意味
動作が鈍くて不器用なこと
「粗笨」の例文(場面別)
- 日常会話彼は粗笨な動きでよく物を壊す。
- 職場新入社員の粗笨な作業がプロジェクトの遅れの原因になった。
- 小説・文芸熊のような粗笨な男が、意外にも繊細な絵を描いた。
小説での「粗笨」の使い方
...余りに教養のある粗笨漢だ...
芥川龍之介 「江口渙氏の事」
...K君の粗笨なる思索のールの底に...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...如何にも粗笨(そほん)で浅薄です...
伊藤野枝 「新らしき婦人の男性観」
...やゝ粗笨(そほん)で...
田山録弥 「小説新論」
...粗笨な経営は漸次集約的形態に代えられた...
戸坂潤 「科学論」
...そういう粗笨さを必要とする哲学(?)があるからなのだ...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...彼は愚かな偽君子であるとともにまた粗笨(そほん)な人物であって...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...精密なようでかえって粗笨(そほん)ということもできるであろう...
西田幾多郎 「読書」
...雪の上に足跡があつたかい」「あつたやうだよ」それ以上はこの女の粗笨(そほん)な記憶を引出す術(すべ)もありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...雪の上に足跡があったかい」「あったようだよ」それ以上はこの女の粗笨(そほん)な記憶を引出す術(すべ)もありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...粗笨な公式で事実を無理矢理に規定してしまひ...
平林初之輔 「諸家の芸術価値理論の批判」
...どれほどそれが粗笨な理論であつても...
平林初之輔 「文学方法論」
...しかれども意匠の粗笨(そほん)複雑にして統一せざる...
正岡子規 「古池の句の弁」
......
正岡子規 「墨汁一滴」
...大変粗笨(そほん)でした...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...)樵者(粗笨(そほん)に...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...答 決してそういう粗笨(そほん)な断定を下しているのではない...
柳宗悦 「工藝の道」
...しばしばこれへ渡って日を過し夜を明かすことになればそんな粗笨(そほん)な形容では自他を分つことができなくなる道理である...
柳田國男 「地名の研究」
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