...ついてはこの米粒と豆を見ていただいた記念に――先生なにか一つ描いて下さいませんか...
上村松園 「棲霞軒雑記」
...今いふチエエスはそんないかさまなのとは粒の異(ちが)つた歴(れつき)とした芸術家である...
薄田泣菫 「茶話」
...」と言って立ち上ったが、銀一粒どころか、一文だって無い...
太宰治 「新釈諸国噺」
...純粋な物質的の問題たとえばコロイド粒子の密度の場合に応用さるる公式を...
寺田寅彦 「物質群として見た動物群」
...きわめて微細なる粒子が物質間の空隙(くうげき)を大なる速度で突進するによるとの考えは...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...水銀の粒のやうに雨が窓硝子を打つた...
徳田秋聲 「芭蕉と歯朶」
...米友は人並よりずんと小粒ではあるけれども...
中里介山 「大菩薩峠」
...俺(お)れ家(うち)の物(もの)一粒(ひとつぶ)でも減(へ)らさねえやうに外(ほか)に行(い)つてりやえゝんだんべが...
長塚節 「土」
...過冷却の霧粒が固体の表面へ凍りつく時...
中谷宇吉郎 「樹氷の科学」
...その説明というのは「媒質中における微粒子の運動を数学的に規定する事によって光の現象をそれから演繹」したことである...
中谷宇吉郎 「救われた稀本」
...中を開けると小判小粒交ぜて七百八十五兩あつたといふことです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...実(じつ)の吾らの知識も罌粟粒(けしつぶ)のようなもんだから...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...先生の額に汗の粒がうかび...
山本周五郎 「季節のない街」
...その全身の細胞の一粒(ひとつぶ)一粒毎(ごと)に...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...一面に馬酔木(あしび)の花のような小粒な花の袋をつけていた...
横光利一 「旅愁」
...煎豆(いりまめ)が一粒...
吉川英治 「篝火の女」
...丞相の陣にはもはや一粒の兵糧もないはずです...
吉川英治 「三国志」
...粒ぞろいお小さい五人の和子がおありである...
吉川英治 「随筆 新平家」
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