...しかも和田又が買い占めているために純粋な品が得にくくなったので...
青木正児 「九年母」
...いま時の御婦人には珍しい純粋な内股で...
大阪圭吉 「幽霊妻」
...白色の純粋な結晶塩のように思われるものが入っていた...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...純粋な観賞の対象としても...
太宰治 「美少女」
...またあるいは純粋なる考古学上の研究の助をかりて...
津田左右吉 「神代史の研究法」
...和歌と俳句は純粋な短詩の精神を徹底的に突きつめたものであり...
寺田寅彦 「俳句の精神」
...一方に於ては社会的諸制約から独立した純粋な検査方法を事実発見することが出来なかったと共に...
戸坂潤 「技術の哲学」
...その根柢は純粋な意識の中に(例えば直覚の中に)横たわるというのだ...
戸坂潤 「思想としての文学」
...来啼かぬを小雨降る日は鶯も玉手さしかへ寝るやと思ふ愛情の最も純粋な優にやさしい一面を抽出して他を忘れた場合斯ういふ歌が出来る...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...それだけに純粋な Bild として...
堀辰雄 「炉辺」
...ナスビなどのように純粋な果皮を持った果実とは違って...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...以上は血統純粋な駿馬を購(か)う場合の事で...
南方熊楠 「十二支考」
...わたしは純粋な不幸を愛する...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...又は純粋なる愛を婦人と共に享楽する機会を永遠に奪われているかのように見えます...
夢野久作 「鼻の表現」
...かつてはあった大伴氏(おおともし)らの「――大君のへにこそ死なめ」の純粋な気風はもう野にも都にもなかったし...
吉川英治 「私本太平記」
...これまでにない純粋な献身ぶりがみえ...
吉川英治 「私本太平記」
...僕は粋な香港に未練があるんだ...
吉行エイスケ 「飛行機から墜ちるまで」
...私はふと同室の寝台に乱雑に投げ出された女物の革手袋と粋な持物の下の花模様の部屋靴が私の目にとまるのであった...
吉行エイスケ 「孟買挿話」
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