「粉本」の意味
絵画の模写や下絵として使われる手本
「粉本」の例文(場面別)
- 美術教育彼は粉本を使って古典絵画の模写を始めた。
- 芸術研究この粉本は江戸時代の画家が使用したもので、貴重な資料だ。
- 創作活動新しい作品の構想を練るために、彼は粉本を参考にした。
小説での「粉本」の使い方
...結婚式の粉本を計算したら、予算オーバーだった...
...新事業の立ち上げに必要な粉本がなかったため、投資家から資金調達を行った...
...海外旅行の粉本を考えると、安いホテルに泊まらなければならない...
...物価の上昇により、生活の粉本が以前より高くなっている...
...不動産投資の成功の要件の1つは、良い物件を粉本を抑えて購入することだ...
...この大叔父を粉本(ふんぽん)にした...
芥川龍之介 「孤独地獄」
...その一擧一動一として畫工彫工の好粉本ならぬはなかりき...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...絵も写生や粉本ばかりでなく...
上村松園 「栖鳳先生を憶う」
...死後の筐底(きょうてい)に残った無数の下画や粉本を見ても平素の細心の尋常でなかったのが解る...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...又在来の日本画家は一つ粉本を常に写し直している...
内田魯庵 「駆逐されんとする文人」
...私等も粉本などを稽古(けいこ)した...
高村光太郎 「回想録」
...余は浮世絵師が実地の観察の及ばざる処を補ふにしばしば戯作者風の可笑味(おかしみ)多き空想を以てし半(なかば)支那半(なかば)西洋の背景に浮世絵在来の粉本に基(もとづ)ける美人を配合するなぞかへつて能く怪訝(かいが)好奇の感情を表白せる事を喜ぶ...
永井荷風 「江戸芸術論」
...その粉本(ふんぽん)に苦しんでいる……ところが今...
中里介山 「大菩薩峠」
...我々の粉本の中に納められているものは……何種あったか...
中里介山 「大菩薩峠」
...大家の企て及ばぬ自然の粉本(ふんぽん)を与えられるの光栄に接したというものです...
中里介山 「大菩薩峠」
...史劇あるいは悲劇は大概粉本があるらしく...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...こういった物語の粉本の少ないのは...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...粉本(ふんぽん)には勿体(もったい)ないが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ああした粉本(ふんぽん)は...
長谷川時雨 「凡愚姐御考」
...人が深くも考えずに粉本(ふんぽん)を伝えていた...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...奚ぞ詩人が因つて以て其声を擬すべき粉本ならずとせんや...
山路愛山 「詩人論」
...シナのある種の絵画に粉本があって...
山本笑月 「明治世相百話」
...かかる祭儀がイエスの最後の物語の粉本(ふんぽん)なのである...
和辻哲郎 「孔子」
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