...その代り間代(まだい)、米代、電燈代、炭代、肴代(さかなだい)、醤油代、新聞代、化粧代、電車賃――そのほかありとあらゆる生活費が、過去の苦しい経験と一しょに、恰(あたか)も火取虫の火に集るごとく、お君さんの小さな胸の中に、四方八方から群(むらが)って来る...
芥川龍之介 「葱」
...間代や米代も出してもろたり...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...米代一升分返したゞけで...
種田山頭火 「一草庵日記」
...四月十三日晴、行程二里、前原町、東屋(二五・(マヽ))からりと晴れ、みんなそれ/″\の道へゆく、私は一路東へ、加布里、前原を五時間あまり行乞、純然たる肉体労働だ、泊銭、米代、煙草銭、キス代は頂戴した...
種田山頭火 「行乞記」
...米代が浮いたので...
種田山頭火 「其中日記」
...さつそく街へ出かけて買物――二十銭 ハガキ切手三十銭 酒三合三十二銭 なでしこ十銭 鯖一尾二十銭 茶八銭 味噌十八銭 イリコ財布にはまだ米代が残してある...
種田山頭火 「其中日記」
...――米代も油代も炭代も煙草代もみんな飲んでしまつたが...
種田山頭火 「其中日記」
...気はすゝまないけれど仕方なしに敬君を役所に訪うて少しばかり米代を融通して貰ふ...
種田山頭火 「其中日記」
...米代を酒代に代へて戻る...
種田山頭火 「松山日記」
...酒代どころか米代もなくなつた! 金持にならうとはもうとう思はない...
種田山頭火 「松山日記」
...恥を忍んで一洵老の奥さんから米代少々借りる...
種田山頭火 「松山日記」
...私だとても米代を払う胸算(あて)もなしに...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...その時は米代ぐらいは立て引いてやる...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それから連合国最高司令官と米代表……九時に日本代表……マックァサーの式辞があってから信任状提出...
久生十蘭 「だいこん」
...君の方は何うだつたア?」「米代だけはとれたアよウ...
牧野信一 「円卓子での話」
...漢語にはあらず)銭乏しかりける時米の泉なほたらずけり歌をよみ文をつくりて売りありけども彼が米代を儲(もう)け出す方法はこの歌によりてやや推すべし...
正岡子規 「曙覧の歌」
...明日の米代にも困っているようすがわかるので...
山本周五郎 「さぶ」
...帯と云ふ帯は皆売払つて米代に為(し)て...
與謝野寛 「執達吏」
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